ダブン

参院選の特番で大河ドラマの時間が早くなったよーと言ったら、母親が

「山陰線がどしたん」

知るか(#ﾟДﾟ)!!


理屈じゃなく心で理解する政治変遷

昨日の選挙で与党が大敗し、参議院は野党が過半数を占め、しかも民主党が第一党となりました。正直ここまでなるとは思わなんだ。年金の怒り爆発といったところでしょうか。自分のサイフに響くことには、シビアになるわな。いくら平和ボケ日本人でも。
参議院のことなので、政権交代とまではいきませんが、それにしても野党にとっては海部内閣以来の快挙になるわけです。あのときもなんかすごかった。赤軍やら安保闘争やらの熱が冷めてしばらく、日本人はどんどん政治に関心を失っていった矢先だったのですが、消費税導入という、やはり自分のサイフに響く税制で、政権がひっくり返ったんですから。でも、その後、気づいたら自民党と社会党(今の社民党)が連立与党なんかになっちゃって、なんじゃこりゃーと思った人も多いと思います。自民党の政策に不満があったから社会党に投票したのに、その社会党が自民党と結託したんじゃだめじゃん。それから社会党は一気に信用を失い、野党第一党から今の規模まで転がり落ちることになります。
それから日本人は、熱心に政治に参加しようとしても、いつのまにか結局自民に牛耳られてしまうんじゃないかという猜疑心により、政治への無関心に拍車をかけます。しかし21世紀になり、ひとりの変人によって政治は再び日本国民の関心事となってゆきます。小泉純一郎。橋本内閣発足時に、選挙なしで自民党首に就任するのはよくないと、誰がどう見ても不利なのに党首に立候補し、予想通り大敗。その頃はまだただの変人でしたが、その後その橋本元総理を破って党首、そして首相に就任。国民から圧倒的な人気を誇り、小泉劇場、刺客、小泉チルドレン、聖域なき構造改革、自民をぶっ壊す、などの数々の流行語を産み、ワイドショーでも政治ネタが普通に取りざたされるようになりました。靖国参拝で中国・韓国との仲も悪化していったわけですが、それでもなお彼の人気は高く、郵政民営化を問う参院選では自民圧勝。しかし彼は５年であっさりその職を退き、安倍内閣にその後を譲ります。そして今回の大敗。争点になったのは年金問題、政治とカネの問題などですが、私は格差社会や小子化問題も大きな争点となったのではと見ています。
で、思ったのは、今回参院で第一党となった民主党。あのですね、彼らは元々、自民・社会党の連立がいやで自民を飛び出した議員が中心となってできた政党の系統なんですよね。もう忘れちゃったけど、新生党、とか、新進党、とか、例の政権交代劇からずいぶんいろんな党ができましたよね。アレをまとめた政党。てことはですよ。今は野党同士協力しあわないといけないから、社会党と協力とか言ってますけど、中身は自民党より右よりじゃないかと思うんですよね。こんな党に政権任せて(任せてはいませんが)いいんかいなとも思ったりもします。
まぁでも、ここんとこの国会見てたら、もう自民の言いなりじゃないすか。国会の意味なんてない。自民党内部で話し合ったことがそのままほとんど法律になってんですから。そういう意味では、どんな政党であろうと、自民の当て馬として一度自民を政権から引き摺り下ろす役割を担ってもらうのもいいかな、と思います。そのためには今回の参院選だけではなく、この空気を衆院選にまで持続させる必要があります。ただそれって難しそうですよねぇ。どうしても有権者、特に無党派層ってやつは、目の前のことしか考えてませんからね。そのあたりにまた、自民復興の鍵が隠されていそうです。