え?2008/06/22

私はよく人の話が聞き取れないことがある。音としてはちゃんと聞こえているのだけど、なんて言ってるのかよくわからない。しかも、静かなところで1人の人と話している時はちゃんと聞こえるのだが、後ろに音楽が流れていたり、何かうるさい音がしていたり、エコーがかかっていたり、他の人がしゃべっていたりするともうだめ。途端聞き取りづらくなる。
これは子供の頃からの症状だったので、皆こんなもんだと思っていたが、たまに2回も3回も聞きなおすなんてことがあって、普通の人はこんなことしないよなぁと思い始めた頃から次第に異常に気づいていった感じ。でも日常生活に支障があるほどじゃないし、注意して聞けば聞き取れないこともないし、後から自分の脳内で補間して理解したりすることもできるから、今まで何の処置もしてこなかった。
日常生活に支障があるほどじゃないと書いたが、まったくないわけでもなく、例えば台所で料理しながらテレビをつけていたりすると、換気扇(最近付け替えたので静音設計)が回ってるだけでもうテレビの音が聞きづらい。またうちの父親はドラ声なので、隣の部屋とかで電話してるだけでもうこっちの部屋にあるテレビの音とかが聞きづらい。ドラマなんか見ててもBGMが入るだけで聞き取りづらくなる。また、直に人と話している時はさほどでもないが、電話で声質がざらつくと、かなり聞き取りづらい。あと、アナログのふわふわした音よりデジタルのシャープな音のが聞き取りやすい。これってやっぱり異常だろうか?
調べてみたところ、どうやら感音性難聴という障害らしい。年を取るとなる場合が多いらしいが、私の場合子供の頃からなので生来の障害なんだろう。まぁ日常生活にあまり問題がないので、障害というのはおこがましいが。この感音性難聴、現在の医学をもってしても、治療はできないそうである。補聴器である程度カバーできるらしいんだけど、補聴器の機能は基本的に音を拡大するだけなので、大きい音は大きい音として聞こえるので、四六時中着用してたら逆に伝音性難聴(ヘッドフォン難聴)になっちゃいそうだ。
まぁしばらくは多少の不便を我慢しながら生活していくしかなさそうだ。年を取ると恐らく症状に拍車がかかるだろうから(そこまで生きられればだが)、補聴器なんかのことはそれから考えればいいだろう。