『ケイゾク/映画 Bueatiful Dreamer』感想文 ― 2008/07/03
元々「ケイゾク」は1999年にTBSで放映された連続ドラマで、これはその1年後に公開された続編に当たる映画である。当時珍しくこのドラマは見ていて、最初のうちは面白くもあったが、途中からサイコホラーぽくなるし、トリックが他の小説や漫画で使われたものの焼き直しだったりしたことから、私の評価はそう高くはなかった。ただ、渡部篤史演じる真山刑事のダーティなかっこよさや、オープニングに使われていた坂本龍一のリメイクを主演の中谷美紀が透明感のある声で歌っているのが耳に心地よかったのは覚えてる。また中谷の演じる新米キャリア警察官の柴田の性格も面白く、演出も風変わりだったのも印象的だった。と思ったら、演出が堤幸彦だよー( ゚Д゚)
堤幸彦は、ドラマ版「金田一少年の事件簿」でブレイク、その後代表作の「トリック」、映画だと認知症を扱って話題となった「明日への記憶」などを手がけた人気監督かつ演出家。ちょっとタルい雰囲気のする独特な間合いの演出が得意で、若者を中心に人気が高いらしい。その上、トリックで脚本を担当した蒔田光治も企画協力として名前が挙がっている。映画業界的な言い方をすると堤組による作品てとこだろうか。脚本は違うけどね。
さて、なんで8年も前の映画の話を今頃になってするかと言うと、実は見たのが初めてだからである。最初に書いたように、ドラマ放映当時の私のケイゾクの評価はあまり高くなかったので、劇場に見に行かなかったのはもちろん、その後ビデオやDVD、テレビ放映(あったのかどうか知らないが)も見ていなかったのだ。しかし最近、ニコニコで推理ドラマのBGM集を聴きはじめ、これにケイゾクが入っていて、その音楽の美しさに再び見てみたくなったというわけ。んでまずドラマの方を見て、んでスペシャル、映画と見たわけだ。
ドラマは推理物の中でも異端というべき存在だろう。今思うとトリックに似ている点もあるが、後半、サイコホラー色が強くなるところがトリックと違うところだ。トリックも山田の過去に関係するストーリーが初シリーズの最後あたりには出てきたが、結局現実としてカタがついているのに比べ、ケイゾクは逆に混迷を深めている。ただ、前半の推理ドラマが最後まで続くような理路整然としたドラマだったら、ケイゾクは今のようなカルト的に人気を得ることはなかったかもしれない。見返して思ったが、ケイゾクの魅力はトリックではなく、個性的なキャラクターや、幼子が見たらトラウマに残りそうな斬新な演出にあると思うのだ。先に書いた通り、推理物のトリックはちょっと推理小説とかに詳しい人なら、このトリックはあの小説で使われたものだと指摘できるくらいだし。ちなみに金田一少年の事件簿では、島田荘司の使ったトリックを流用していると揶揄されていたが、まさかその金田一オリジナルのトリックが金田一のドラマを手がけた演出家によって他のドラマに流用されるとは皮肉なもんだなぁ。あと余談だが、ヒロインが常にロングスカートという点も、ケイゾクとトリックの類似点だ。
ドラマはスペシャルも含め一度見たことがあったし、話もさほど複雑ではないが(いくつか説明しきれてない点はある。墓場で柴田の首を絞めて昏倒させたのは誰かとか、2係の部屋で柴田を刺したのは誰だったのかとか)、映画はワケワカランとの評判が高かったので、特に説明部分の多い前半はしっかり見ていたのだが、それでも後半ワケワカランくなったね。ドラマと同じように、推理ドラマ部分はちゃんとできてる。(やっぱり説明が足らない部分はあるが)しかし、舞台となった孤島は、黄泉の国とつながっているという伝説があるという伏線があり、それがクライマックスになって暴発。壺坂はまあ死んだかなと思う。彼の生首を泣きながら持っていこうとした女性が誰なのかはわからないけど。壺坂って公安時代に送られてきた爆弾によって奥さんも子供も死んだんじゃなかったかなと思うんだが。まぁそれはいい
。ともかく、壺坂と一緒に爆死したと思われる斑目が何故か木戸彩と船に乗り込み、しかも斑目は彼女を拳銃で撃ち、その後島にいる真山の前に、壺坂と斑目が登場し、再び彩を撃っている。壺坂は死んだから黄泉の国からやってきたと考えられるが、斑目と彩がどうなったのかはよくわからない。特に斑目は朝倉に乗り移られていたフシがある。ドラマでは朝倉は他の人間を自分の顔に整形させ、自分は警察内部の人間になりすましていたので、まだ現実との整合性はギリギリで保たれていたが、斑目はどうだったんだろう。スペシャルの終わりと映画の最初の方で、壺坂が誰かの指紋を調べていた形跡があるが、それは斑目のだったんだろうか。だとしたらやはり朝倉が斑目に整形していた? んー、でもそうは思えないんだが…。
それから、柴田の前には死んだ実父が現れる。これはまあ黄泉の国から戻ってきたのだろう。そして朝倉は朝倉オリジナルの顔で登場する。こちらの朝倉は恐らく柴田の脳内にある朝倉のイメージが視覚化したものだろうと予想される。なので本物の朝倉は真山の前に現れた斑目だったのか? 最後に真山が対決する異形の朝倉は現実に存在する者なのか。 あと、真山が生き残った連中をロッカーに閉じ込め射殺してるようなシーンがあったが、あれはほんとに殺してたんだろうか。どちらにせよ、最後に島の火山が爆発して島ごと沈んでしまったからどうなったかわからないんだけれど、ドラマでは真山が殺人を繰り返していたように見えて実は違ったから、真山には人を殺してほしくないんだけどなぁ。あと、女子高生の愛人に送り出されて島に向かったはずの野々村元係長はどうなっちゃったの…。ほんとに謎ばかり。まぁサブタイトルがビューティフルドリーマーなんで、半分以上が夢ってことなのだろうか。それにしても、映画だからか、スタッフ暴走してんな~てのが大きな印象。特に柴田が謎解きをした後からのシーンは、美術的価値を追求した映像作品として見た方がよさそうだ。
ただひとつ言えることは、柴田の前では父が、真山の前では死んだ妹が、それぞれ自殺しているが、これは恐らく、彼らの脳内に焼きついて離れない記憶を殺し、過去にこだわらず前を向いて生きろということなんだと思う。製作側の意図はわからんが、もうそう思うことにした。最後、とりあえず柴田と真山だけ助かったのだけはわかった。他は全員死んでしまったのだろうか。そうだとすると、ビューティフルどころかとんだ悪夢のような話だ。
さすがに映画でめちゃめちゃになったからか、これ以降ケイゾクの続編は作られていない。映画の最後の部分では、2が作られるような予告編が入っていたが、結局オクラになったのか、最初から作る気なんかなかったのか。実際、スタッフや俳優に別の予定が入って、集まれなくなっちゃったなんてのが本当のオチなのかも。
堤幸彦は、ドラマ版「金田一少年の事件簿」でブレイク、その後代表作の「トリック」、映画だと認知症を扱って話題となった「明日への記憶」などを手がけた人気監督かつ演出家。ちょっとタルい雰囲気のする独特な間合いの演出が得意で、若者を中心に人気が高いらしい。その上、トリックで脚本を担当した蒔田光治も企画協力として名前が挙がっている。映画業界的な言い方をすると堤組による作品てとこだろうか。脚本は違うけどね。
さて、なんで8年も前の映画の話を今頃になってするかと言うと、実は見たのが初めてだからである。最初に書いたように、ドラマ放映当時の私のケイゾクの評価はあまり高くなかったので、劇場に見に行かなかったのはもちろん、その後ビデオやDVD、テレビ放映(あったのかどうか知らないが)も見ていなかったのだ。しかし最近、ニコニコで推理ドラマのBGM集を聴きはじめ、これにケイゾクが入っていて、その音楽の美しさに再び見てみたくなったというわけ。んでまずドラマの方を見て、んでスペシャル、映画と見たわけだ。
ドラマは推理物の中でも異端というべき存在だろう。今思うとトリックに似ている点もあるが、後半、サイコホラー色が強くなるところがトリックと違うところだ。トリックも山田の過去に関係するストーリーが初シリーズの最後あたりには出てきたが、結局現実としてカタがついているのに比べ、ケイゾクは逆に混迷を深めている。ただ、前半の推理ドラマが最後まで続くような理路整然としたドラマだったら、ケイゾクは今のようなカルト的に人気を得ることはなかったかもしれない。見返して思ったが、ケイゾクの魅力はトリックではなく、個性的なキャラクターや、幼子が見たらトラウマに残りそうな斬新な演出にあると思うのだ。先に書いた通り、推理物のトリックはちょっと推理小説とかに詳しい人なら、このトリックはあの小説で使われたものだと指摘できるくらいだし。ちなみに金田一少年の事件簿では、島田荘司の使ったトリックを流用していると揶揄されていたが、まさかその金田一オリジナルのトリックが金田一のドラマを手がけた演出家によって他のドラマに流用されるとは皮肉なもんだなぁ。あと余談だが、ヒロインが常にロングスカートという点も、ケイゾクとトリックの類似点だ。
ドラマはスペシャルも含め一度見たことがあったし、話もさほど複雑ではないが(いくつか説明しきれてない点はある。墓場で柴田の首を絞めて昏倒させたのは誰かとか、2係の部屋で柴田を刺したのは誰だったのかとか)、映画はワケワカランとの評判が高かったので、特に説明部分の多い前半はしっかり見ていたのだが、それでも後半ワケワカランくなったね。ドラマと同じように、推理ドラマ部分はちゃんとできてる。(やっぱり説明が足らない部分はあるが)しかし、舞台となった孤島は、黄泉の国とつながっているという伝説があるという伏線があり、それがクライマックスになって暴発。壺坂はまあ死んだかなと思う。彼の生首を泣きながら持っていこうとした女性が誰なのかはわからないけど。壺坂って公安時代に送られてきた爆弾によって奥さんも子供も死んだんじゃなかったかなと思うんだが。まぁそれはいい
。ともかく、壺坂と一緒に爆死したと思われる斑目が何故か木戸彩と船に乗り込み、しかも斑目は彼女を拳銃で撃ち、その後島にいる真山の前に、壺坂と斑目が登場し、再び彩を撃っている。壺坂は死んだから黄泉の国からやってきたと考えられるが、斑目と彩がどうなったのかはよくわからない。特に斑目は朝倉に乗り移られていたフシがある。ドラマでは朝倉は他の人間を自分の顔に整形させ、自分は警察内部の人間になりすましていたので、まだ現実との整合性はギリギリで保たれていたが、斑目はどうだったんだろう。スペシャルの終わりと映画の最初の方で、壺坂が誰かの指紋を調べていた形跡があるが、それは斑目のだったんだろうか。だとしたらやはり朝倉が斑目に整形していた? んー、でもそうは思えないんだが…。
それから、柴田の前には死んだ実父が現れる。これはまあ黄泉の国から戻ってきたのだろう。そして朝倉は朝倉オリジナルの顔で登場する。こちらの朝倉は恐らく柴田の脳内にある朝倉のイメージが視覚化したものだろうと予想される。なので本物の朝倉は真山の前に現れた斑目だったのか? 最後に真山が対決する異形の朝倉は現実に存在する者なのか。 あと、真山が生き残った連中をロッカーに閉じ込め射殺してるようなシーンがあったが、あれはほんとに殺してたんだろうか。どちらにせよ、最後に島の火山が爆発して島ごと沈んでしまったからどうなったかわからないんだけれど、ドラマでは真山が殺人を繰り返していたように見えて実は違ったから、真山には人を殺してほしくないんだけどなぁ。あと、女子高生の愛人に送り出されて島に向かったはずの野々村元係長はどうなっちゃったの…。ほんとに謎ばかり。まぁサブタイトルがビューティフルドリーマーなんで、半分以上が夢ってことなのだろうか。それにしても、映画だからか、スタッフ暴走してんな~てのが大きな印象。特に柴田が謎解きをした後からのシーンは、美術的価値を追求した映像作品として見た方がよさそうだ。
ただひとつ言えることは、柴田の前では父が、真山の前では死んだ妹が、それぞれ自殺しているが、これは恐らく、彼らの脳内に焼きついて離れない記憶を殺し、過去にこだわらず前を向いて生きろということなんだと思う。製作側の意図はわからんが、もうそう思うことにした。最後、とりあえず柴田と真山だけ助かったのだけはわかった。他は全員死んでしまったのだろうか。そうだとすると、ビューティフルどころかとんだ悪夢のような話だ。
さすがに映画でめちゃめちゃになったからか、これ以降ケイゾクの続編は作られていない。映画の最後の部分では、2が作られるような予告編が入っていたが、結局オクラになったのか、最初から作る気なんかなかったのか。実際、スタッフや俳優に別の予定が入って、集まれなくなっちゃったなんてのが本当のオチなのかも。
今期見るドラマ ― 2008/07/13
●魔王 TBS 金曜22時~
【あらすじ】弱きを助け強きを挫く「天使の弁護士」という異名を持つ有能な弁護士・成瀬は、中学生だった弟を、同級生に刺殺されたという過去があった。しかも犯人は仲間のでたらめな証言のため無罪が確定。成瀬は表面上では善人を装いながら、その事件の関係者への復讐を企てていた。一方、その犯人の芹沢は、成人して刑事になっていた。ある日彼の元に「雨野真実」という人物からタロットカードの入った宅配便が届く。そして、昔芹沢を弁護した熊田という弁護士が、事務所で死体となって発見された。
【評】成瀬を嵐の大野智、芹沢を生田斗馬が演じる、いわゆるジャニタレドラマなので、実は当初あまり見る気が起きなかったが、試しに見てみると、さすが韓国で好評を博しただけあって、ぐいぐいとストーリーに引きこまれる。連続殺人を犯人側から描いている、完全倒叙形式のミステリーだが、ミステリー的な部分よりも心情表現がメインなんだと思う。主役の大野はあまりイケメンではないが、抑えた演技がストイックで色っぽい。また、天てれ出身の出世株の一人生田の中学時代を、3月までてれび戦士だった木村遼希が演じているのも、マニアには見逃せない。余談だが、公式サイトには大野と生田の写真が掲載されているが、ジャニーズ事務所は方針を変えたのだろうか…。
【期待度】★★★★★
●あんどーなつ TBS 月曜20時~
【あらすじ】パティシエ志望の安藤奈津は、就職を予定していた洋菓子屋が潰れて夢の実現に失敗。就職活動を続けるがなかなかいい職場が見つからない。ある日、偶然立ち寄った和菓子屋「満月堂」で、ちょうど開催される三社祭の間だけ、臨時で売り子のバイトをすることになる。奈津はバイトをしている間、和菓子の素晴らしさや、職人の安田梅吉、おかみの月岡光子と、近所の人たちとの心のふれあいを見ているうちに、和菓子の世界に惹かれていく。
【評】主役に「ちりとてちん」の貫地谷しほり、脇に「芋たこなんきん」の國村隼と、NHK好きのするキャスティングで、朝ドラファン層にアピール。貫地谷はこれで4クール連続で主役を務めることになる。(ちりとては2クール分)しかも民放のゴールデンタイム初の主演。若いわりに芸達者なので使いやすいんだろうな。貫地谷のドラマが見たいだけで見ているが、家族で団欒しながら見るには最適のお茶の間向けドラマだ。
【期待度】★★★
●ゴンゾウ テレビ朝日 水曜21時~
【あらすじ】警視庁の備品係係長の黒木は、怠け者で出世欲もなく、皆からゴンゾウと呼ばれていたが、以前は捜査一課の優秀な刑事だったという噂があった。ある日盗まれたバイオリンを返してもらいにきたバイオリニスト天野もなみと、仕事が終わって彼女と一緒に警察から出て歩いていた女性刑事の遠藤鶴が、銃撃されるという事件が発生。鶴は一命を取り留めるが、もなみは死亡。この事件の捜査本部を、有能な管理官・佐久間が担当することになる。佐久間は何故か黒木を捜査本部の一員に加えることを要請。しかし黒木は頑なに固辞するのであった。
【評】いわゆる相棒枠でございます。これも風林火山で主役を演じた内野聖陽、ファイト!のヒロインだった本仮屋ユイカを主要キャストに向かえ、NHK好きをとりこもうとしていますね。1回目は顔見せのためか軽い事件をいくつか平行させ、どんなドラマになるんだろうと思っていたら、最後にきて大事件発生。yktkしながら2回目を見たら、2回目はちょっと間延びしていた。1つの事件を引っ張るのか、数回で終わらせて他の事件に行くのかはまだ謎。この事件ひとつで引っ張るのはちょっとつらいかも。
【期待度】★★★★
●シバトラ フジ 火曜21時~
【あらすじ】24歳の青年・柴田竹虎は、中学生に見間違われるほど童顔で背も低い。しかし彼は警察官で、繰り返し出していた要望がやっと通って念願の少年課に配属されることとなった。課長の千葉さくらは女性だが評判のシビアな性格で、配属初日に竹虎は潜入捜査をさせられることになる。仕事の内容は、少女売春の斡旋をしていると思われる不良グループに潜入し、彼らに軟禁されている家出少女の宝生美月を救い出すこと。何とか潜入に成功した竹虎は、早速美月と接触するも、彼女は家に帰りたくないと拒否した。
【評】警察物だが、珍しく刑事課ではなく少年課が舞台なので、どちらかというと人情に訴えるストーリーが展開されるかも? 主役の小池は確かに童顔だが、中学生というにはさすがに肌の張りが足らないと思う。あと、藤木直人があまりに劣化していてびっくり。女の美人は劣化が遅いが、男は30越すと拍車がかかるんだね。いい劣化の仕方をすればいいのに、これはちょっとありえないと思う…。コメディ仕立てなので楽しく見れるが、暴力シーンとかにあまりリアリティがないのは、ごくせんと同じ。あんなに殴られたら死ぬか重態になるかどっちかだと思うんだがなぁ。
【期待度】★★★
●33分探偵…まだやってないw
【評】めっちゃ期待!!! 堂本剛が金田一少年以来の探偵役に挑戦。でもすごいゆるいらしいので、あまり気合入れて見ないことにします。
【期待度】★★★★★
●太陽と海の教室…見るかどうか検討中
【評】織田裕二が初の教師役に挑戦という、鳴り物入りドラマ。ちょっと見てみたいが、学校物はめんどいなという気持ちがなきにしもあらず。1回見て重そうだったらやめるかも。
【期待度】★★
今期は2本も医療物があるが、どっちとも見る気にならない。つうか元々ミステリー以外あんま興味ないんだけど。今回あんどーなつが入っているのは、水戸黄門枠ってことと、貫地谷が出てるからだし、太陽と~が入っているのは、踊るの織田の主演だから。相変わらず偏ってるなぁと自分でも思います。
まだ全部がスタートラインに立ったわけじゃないので何とも言えないけど、今のところ魔王の一人勝ちかなといったところ。にしても、今期今のところ視聴率20%を超えているのはコードブルーの初回だけってのは、何とも情けない。ドラマと言えば、テレビの看板番組だったんだろうに、今はそれをお笑いにもってかれてるってとこか。まぁ、1クール11回が主流の今、いいドラマを長い時間かけて育てるといった手間をかけないから、こういうことになるんだと思うYO
【あらすじ】弱きを助け強きを挫く「天使の弁護士」という異名を持つ有能な弁護士・成瀬は、中学生だった弟を、同級生に刺殺されたという過去があった。しかも犯人は仲間のでたらめな証言のため無罪が確定。成瀬は表面上では善人を装いながら、その事件の関係者への復讐を企てていた。一方、その犯人の芹沢は、成人して刑事になっていた。ある日彼の元に「雨野真実」という人物からタロットカードの入った宅配便が届く。そして、昔芹沢を弁護した熊田という弁護士が、事務所で死体となって発見された。
【評】成瀬を嵐の大野智、芹沢を生田斗馬が演じる、いわゆるジャニタレドラマなので、実は当初あまり見る気が起きなかったが、試しに見てみると、さすが韓国で好評を博しただけあって、ぐいぐいとストーリーに引きこまれる。連続殺人を犯人側から描いている、完全倒叙形式のミステリーだが、ミステリー的な部分よりも心情表現がメインなんだと思う。主役の大野はあまりイケメンではないが、抑えた演技がストイックで色っぽい。また、天てれ出身の出世株の一人生田の中学時代を、3月までてれび戦士だった木村遼希が演じているのも、マニアには見逃せない。余談だが、公式サイトには大野と生田の写真が掲載されているが、ジャニーズ事務所は方針を変えたのだろうか…。
【期待度】★★★★★
●あんどーなつ TBS 月曜20時~
【あらすじ】パティシエ志望の安藤奈津は、就職を予定していた洋菓子屋が潰れて夢の実現に失敗。就職活動を続けるがなかなかいい職場が見つからない。ある日、偶然立ち寄った和菓子屋「満月堂」で、ちょうど開催される三社祭の間だけ、臨時で売り子のバイトをすることになる。奈津はバイトをしている間、和菓子の素晴らしさや、職人の安田梅吉、おかみの月岡光子と、近所の人たちとの心のふれあいを見ているうちに、和菓子の世界に惹かれていく。
【評】主役に「ちりとてちん」の貫地谷しほり、脇に「芋たこなんきん」の國村隼と、NHK好きのするキャスティングで、朝ドラファン層にアピール。貫地谷はこれで4クール連続で主役を務めることになる。(ちりとては2クール分)しかも民放のゴールデンタイム初の主演。若いわりに芸達者なので使いやすいんだろうな。貫地谷のドラマが見たいだけで見ているが、家族で団欒しながら見るには最適のお茶の間向けドラマだ。
【期待度】★★★
●ゴンゾウ テレビ朝日 水曜21時~
【あらすじ】警視庁の備品係係長の黒木は、怠け者で出世欲もなく、皆からゴンゾウと呼ばれていたが、以前は捜査一課の優秀な刑事だったという噂があった。ある日盗まれたバイオリンを返してもらいにきたバイオリニスト天野もなみと、仕事が終わって彼女と一緒に警察から出て歩いていた女性刑事の遠藤鶴が、銃撃されるという事件が発生。鶴は一命を取り留めるが、もなみは死亡。この事件の捜査本部を、有能な管理官・佐久間が担当することになる。佐久間は何故か黒木を捜査本部の一員に加えることを要請。しかし黒木は頑なに固辞するのであった。
【評】いわゆる相棒枠でございます。これも風林火山で主役を演じた内野聖陽、ファイト!のヒロインだった本仮屋ユイカを主要キャストに向かえ、NHK好きをとりこもうとしていますね。1回目は顔見せのためか軽い事件をいくつか平行させ、どんなドラマになるんだろうと思っていたら、最後にきて大事件発生。yktkしながら2回目を見たら、2回目はちょっと間延びしていた。1つの事件を引っ張るのか、数回で終わらせて他の事件に行くのかはまだ謎。この事件ひとつで引っ張るのはちょっとつらいかも。
【期待度】★★★★
●シバトラ フジ 火曜21時~
【あらすじ】24歳の青年・柴田竹虎は、中学生に見間違われるほど童顔で背も低い。しかし彼は警察官で、繰り返し出していた要望がやっと通って念願の少年課に配属されることとなった。課長の千葉さくらは女性だが評判のシビアな性格で、配属初日に竹虎は潜入捜査をさせられることになる。仕事の内容は、少女売春の斡旋をしていると思われる不良グループに潜入し、彼らに軟禁されている家出少女の宝生美月を救い出すこと。何とか潜入に成功した竹虎は、早速美月と接触するも、彼女は家に帰りたくないと拒否した。
【評】警察物だが、珍しく刑事課ではなく少年課が舞台なので、どちらかというと人情に訴えるストーリーが展開されるかも? 主役の小池は確かに童顔だが、中学生というにはさすがに肌の張りが足らないと思う。あと、藤木直人があまりに劣化していてびっくり。女の美人は劣化が遅いが、男は30越すと拍車がかかるんだね。いい劣化の仕方をすればいいのに、これはちょっとありえないと思う…。コメディ仕立てなので楽しく見れるが、暴力シーンとかにあまりリアリティがないのは、ごくせんと同じ。あんなに殴られたら死ぬか重態になるかどっちかだと思うんだがなぁ。
【期待度】★★★
●33分探偵…まだやってないw
【評】めっちゃ期待!!! 堂本剛が金田一少年以来の探偵役に挑戦。でもすごいゆるいらしいので、あまり気合入れて見ないことにします。
【期待度】★★★★★
●太陽と海の教室…見るかどうか検討中
【評】織田裕二が初の教師役に挑戦という、鳴り物入りドラマ。ちょっと見てみたいが、学校物はめんどいなという気持ちがなきにしもあらず。1回見て重そうだったらやめるかも。
【期待度】★★
今期は2本も医療物があるが、どっちとも見る気にならない。つうか元々ミステリー以外あんま興味ないんだけど。今回あんどーなつが入っているのは、水戸黄門枠ってことと、貫地谷が出てるからだし、太陽と~が入っているのは、踊るの織田の主演だから。相変わらず偏ってるなぁと自分でも思います。
まだ全部がスタートラインに立ったわけじゃないので何とも言えないけど、今のところ魔王の一人勝ちかなといったところ。にしても、今期今のところ視聴率20%を超えているのはコードブルーの初回だけってのは、何とも情けない。ドラマと言えば、テレビの看板番組だったんだろうに、今はそれをお笑いにもってかれてるってとこか。まぁ、1クール11回が主流の今、いいドラマを長い時間かけて育てるといった手間をかけないから、こういうことになるんだと思うYO
熊殺し ― 2008/07/22
脳が溶けるシーズン真っ盛りですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。最近は日が高いうちは冷たい流動的な食い物しか口にする気になれません。アイスとかヨーグルトとかジュースとか。夕方になって少し涼しくなってきたあたりで、ようやくおなかがすいていることに気づきます。このまま溶けて死んだほうがマシなんじゃないかと思います。毎年この時期になると広島にある動物園で、動物たちに冷たいおやつを上げたというニュースが報道されますが、アフリカ象なんかでも、日本の高温多湿の気候はつらいそうですな。アフリカ乾燥してるもんな~。高温はともかく、多湿が不快感に拍車をかけてるようです。20℃台後半でも、湿度高いと不快だもんね~。温暖化で平均気温はアフリカ並に高くなるのに、多湿はそのままなんだから、こりゃ不快というものです。もう日本はそろそろ亜熱帯といってもいいんじゃないでしょうか…。
さてそんな中、北海道の方からすごいニュースが届きましたね。クマを撃退した女の子のニュースです。知らない方はまずこれを見て下さい。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080721-00000000-mai-soci
クマは恐らくキャンプ客が持ってきていた食料のニオイを嗅ぎつけてやってきたのでしょうな。これのどこがすごいかっていうと、まず、この子は生涯、クマを撃退した女性という武勇伝から逃れられないってこと。これが、男の子なら話は別なんです。強いことはいいことですから。でも女性ですから、話に尾ひれがついて「熊殺し」なんていうあだ名がついたりしたら悲惨です。このあだ名が誇れる女性は、格闘系のスポーツ選手くらいしかいやしません。普通なら恐らく一生触れてほしくない話題となるでしょう。それを思うとちょっと可哀相ですね。
また、最初は押し返していただけだったのが、しつこさにキレて蹴りを入れています(これはテレビのニュースで聞きました)。てっきり妹だとばかり思っていたのに、その相手に熊を撃退するくらいの蹴りを入れるって…。もし本当に妹だったらかなりやばいですよw 日頃の姉妹関係がしのばれるというか、家庭環境がどうなのか、余計なお世話なんでしょうが、ちょっと心配になりますね。
ともかく、珍しい事件なので全国的に報道されたのでしょうが、当事者にとってこれはあまりありがたくない事件です。実名が報道されなかったのがまだ救いですが、こういうのを大々的に報道するのはどうかと思いますねぇ。
さてそんな中、北海道の方からすごいニュースが届きましたね。クマを撃退した女の子のニュースです。知らない方はまずこれを見て下さい。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080721-00000000-mai-soci
クマは恐らくキャンプ客が持ってきていた食料のニオイを嗅ぎつけてやってきたのでしょうな。これのどこがすごいかっていうと、まず、この子は生涯、クマを撃退した女性という武勇伝から逃れられないってこと。これが、男の子なら話は別なんです。強いことはいいことですから。でも女性ですから、話に尾ひれがついて「熊殺し」なんていうあだ名がついたりしたら悲惨です。このあだ名が誇れる女性は、格闘系のスポーツ選手くらいしかいやしません。普通なら恐らく一生触れてほしくない話題となるでしょう。それを思うとちょっと可哀相ですね。
また、最初は押し返していただけだったのが、しつこさにキレて蹴りを入れています(これはテレビのニュースで聞きました)。てっきり妹だとばかり思っていたのに、その相手に熊を撃退するくらいの蹴りを入れるって…。もし本当に妹だったらかなりやばいですよw 日頃の姉妹関係がしのばれるというか、家庭環境がどうなのか、余計なお世話なんでしょうが、ちょっと心配になりますね。
ともかく、珍しい事件なので全国的に報道されたのでしょうが、当事者にとってこれはあまりありがたくない事件です。実名が報道されなかったのがまだ救いですが、こういうのを大々的に報道するのはどうかと思いますねぇ。
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