2013年1月期ドラマ展望2012/12/12

来期のドラマ展望、今回はちょっと早めにアップ。そういやこの後、今年の独偏章が控えてるんだった…。がんばっていきまっしょい。

期待度 ■■■…絶対見る ■■…見ると思う ■…多分見ない なし…絶対見ないor残念ながら見れない


***月曜***
●ハンチョウ~警視庁安積班~ TBS 月曜夜8時~
出演:佐々木蔵之介 比嘉愛未 小澤征悦 福士誠治 六平直政 里見浩太朗
原作:今野敏の小説。所轄から警視庁に移動した安積が、今度は新設される分署に、シリーズ5のメンバーとともに異動。新たなレギュラーも加わり、人気シリーズが再発進する。
期待度■■

●ビブリア古書堂の事件手帖 フジテレビ 月曜夜9時~
出演:剛力彩芽 AKIRA 高橋克実 田中圭 鈴木浩介 内藤理沙
原作:三上延の小説。古書にまつわる謎、秘密を解き明かし、時を超え人と人との絆を紡いでいくヒューマンミステリードラマ。原作は読んだことがないが、剛力とのイメージの落差がひどすぎる。
期待度■

●終電バイバイ TBS 月曜深夜0時20分~
出演:濱田岳 谷中敦
終電を逃した主人公がどうやって一夜を明かすのか、演者は同じだが毎週違う人物を主人公にした新感覚ドラマ。
期待度 なし


***火曜***
●ラストホープ フジテレビ 火曜夜9時~
出演:相葉雅紀 多部未華子 田辺誠一 北村有起哉 高嶋政宏 小日向文世
聴診器で聴く“心音”からあらゆる症状を見立てる医師を中心としたメディカルサスペンスドラマ。
期待度■

●サキ フジテレビ 火曜夜10時~
出演:仲間由紀恵 三浦翔平 内田有紀 庄野崎謙 萩原聖人 高嶋政伸
美しい隣人の主人公だった悪女・サキを、再び同じ仲間が演じる。男性の理想像である美人看護師の女が、男たちを毒牙にかけていくサスペンスドラマ。
期待度 なし

●いつか陽のあたる場所で NHK 火曜夜10時~
出演:上戸彩 飯島直子 斎藤工 大東駿介 竜雷太 浅野温子
原作:乃南アサの小説。下町で一緒に暮らし始めた前科持ちの2人の女性の友情を描くヒューマンドラマ。
期待度■

●書店員ミチルの身の上話 NHK 火曜夜10時55分~
出演:戸田恵梨香 高良健吾 柄本佑 濱田マリ 浅田美代子 平田満 大森南朋
原作:佐藤正午の小説『身の上話』。宝くじで2億円が当たったことで、大きく人生が変わっていく女性を描くサスペンスドラマ。
期待度■

●コドモ警視 TBS 火曜深夜0時55分~
出演:マリウス葉 鈴木福 本田望結
コドモ警察で本庁さんを演じたSexy Zoneのマリウス葉を主人公とし、頭脳明晰なエリート警視が小学校を舞台に小学生や先生たちに降りかかる些細な事件の数々を、本庁の捜査能力と人員をフル活用して華麗に解き明かすコメディードラマ。やばいこれ見ないとダメw しかしうちで映るのかこれ?
期待度■■■

***水曜***
●相棒eleven テレビ朝日 水曜夜9時~
(継続)

●シェアハウスの恋人(仮) 日テレ 水曜夜10時~
出演:水川あさみ 大泉洋 中島裕翔 川口春奈 もたいまさこ 谷原章介
30歳の地味な女性と、彼女と一緒に暮らすことになった風変わりな2人の男性の恋模様を描く恋愛ドラマ。普通なら興味を持たないところだが、設定がぶっ飛んでいて、ちょっと興味が…w 水川も好きだし。
期待度■■


***木曜***
●科捜研の女 テレビ朝日 木曜夜8時~
出演:沢口靖子 内藤剛志 若村麻由美 風間トオル 田中健
いつものやつ。梅ちゃん先生で人気急上昇中の高橋光臣に期待したい。
期待度■■

●おトメさん テレビ朝日 木曜夜9時~
出演:黒木瞳 相武紗季 石田純一 郭智博 大地康雄 鈴木砂羽
得体の知れない嫁を向かえた姑の戦いを描く、嫁姑戦争がテーマのホームドラマ。
期待度 なし

●あぽやん~走る国際空港 TBS 木曜夜9時~
出演:伊藤淳史 桐谷美玲 貫地谷しほり 柳葉敏郎
原作:新野剛志の小説『恋する空港』。発券ミスや予約重複など、空港のカウンター裏で起こるさまざまなトラブルを解決し、お客様を笑顔で無事に送り出す旅行代理店の社員を描く。
期待度 なし

●最高の離婚 フジテレビ 木曜夜10時~
出演:瑛太 尾野真千子 真木よう子 綾野 剛 八千草薫
離婚してなお同居を続ける破綻した2人と、一見幸せに見えて衝撃の事実が隠された夫を通し、30代の未熟な結婚観を描くラブ&ホームコメディ。
期待度 なし


***金曜***
●夜行観覧車 TBS 金曜夜10時~
出演:鈴木京香 石田ゆり子 宮迫博之 田中哲司 夏木マリ 高橋克典
原作:湊かなえの小説。高級住宅街で起きた殺人事件を軸に、家族の絆や再生を描くヒューマンミステリー。
期待度■

●信長のシェフ テレビ朝日 金曜夜11時15分~
出演:玉森裕太 及川光博 志田未来 ゴリ 宇梶剛士 竹山隆範 きたろう
原作:西村ミツルのコミック。現代から戦国時代にタイムスリップしたフレンチシェフが、織田信長の料理番として活躍する歴史ファンタジー。
期待度■■

●まほろ駅前番外地 テレビ東京 金曜深夜0時12分~
出演:瑛太 松田龍平 真木よう子 新井浩文 坂井真紀
原作:三浦しをんの小説。2人の便利屋がさまざまな依頼を解決していくバディストーリー。深夜ドラマにしては豪華なキャスティングだが、恐らく見れないだろう。
期待度 なし

●ミエリーノ柏木 テレビ東京 金曜深夜0時52分~
出演:柏木由紀 佐野史郎、今野浩喜
企画・原作:秋元康のバリバリAKBドラマ。相手に触れると相手の恋愛にまつわる近未来が見えてしまうという特殊能力を持っている女性が主人公のスピリチュアル恋愛ドラマ。
期待度 なし


***土曜***
●泣くな、はらちゃん 日テレ 土曜夜9時~
出演:長瀬智也 麻生久美子 丸山隆平 忽那汐里 薬師丸ひろ子
かまぼこ工場で働く地味な女性が、日々のストレスを発散させるために描いている漫画から、その主人公が現実に飛び出てきて、描いた女性に恋をするという、ファンタジー恋愛ドラマ。
期待度■

●メイドインジャパン NHK 土曜夜9時~
出演:唐沢寿明 高橋克実 吉岡秀隆 國村隼 平田満 岸部一徳
倒産の危機にある家電メーカーの命運を握る7人の再建チームと、彼らの前に立ちはだかるかつてリストラされた男との戦いを軸に、日中の巨大企業の激突を描く、骨太な社会派ドラマ。
期待度■

●カラマーゾフの兄弟 フジテレビ 土曜夜11時10分~
出演:市原隼人、斎藤工、林遣都
原作:ドストエフスキーの小説。原作の19世紀ロシアから舞台を現代日本の地方都市に移し、殺人事件の背景にある過酷な家族問題や、若者たちの抱える葛藤や情熱を描きながら、現代が抱える影を浮き彫りにしていく社会派ミステリー。
期待度■

***日曜***
●とんび TBS 日曜夜9時~
出演:内野聖陽 佐藤健 吹石一恵 野村宏伸 麻生祐未 柄本明 常盤貴子
原作:重松清の小説。幼い息子を残し妻に先立たれた父親と息子の親子の絆を描くホームドラマ。今年NHKでもドラマ化されたことがある作品。
期待度■

●dinner フジテレビ 日曜夜9時~
出演:江口洋介 倉科カナ 松重豊 野波麻帆 風間杜夫
おちぶれてしまった元一流フレンチレストランの起死回生策として招かれたシェフを主役に、レストランの再生を描く群像劇。
期待度■

●八重の桜 NHK 日曜夜8時~
出演:綾瀬はるか オダギリジョー 西島秀俊 稲森いずみ 西田敏行
幕末から明治時代にかけ、福島県会津出身で同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描く大河ドラマ。
期待度■■


***その他***
●純と愛 NHK 月~土曜朝8時~
(継続)


月曜 夜8「ハンチョウ6」
火曜 深夜「コドモ警視」
水曜 夜9「相棒eleven」(継続) 夜10「シェアハウスの恋人」
木曜 夜8「科捜研の女」
金曜 夜11「信長のシェフ」
土曜 夜9 なし
日曜 夜8「八重の桜」
その他 朝8「純と愛」(継続)


恐らくコドモ警視はこちらで放映がなさそうなので見れません。コドモ警察の時もなかったしね。来期一番期待なのに…。まぁ子役とはいえ大人の俳優に比べるとやはり演技面に多少問題があるため、人を選ぶ作品ではありますがねw なのでこれと特撮を除くと7本。いつもより少し少ないかな。期待度1の作品をいくつか見てしまう可能性はありますけどね。期待度1は、ストーリーに興味はあるけどキャスティングに興味なし、またその逆など、自分的に難があるドラマが選ばれてます。シェアハウスの恋人も、いつもなら興味がない対象なんですが、公式サイトなどでストーリーを確認してみると、設定がぶっとんでたのでちょっと興味がわき、キャスティングも私好みなので見てみることにしました。なので水曜日はちとつらいな…。多分相棒はリアルタイムでシェアハウスは録画になると思います。他にも信長のシェフも録画視聴になるなぁ。あれ、よく見てみたらフジテレビのドラマがないなw

2012年独偏賞ノミネート作品2012/12/18

2012年独断と偏見によるドラマ大賞第3回ノミネート作品を発表します。まだ10月期のドラマが終わっていませんが、今見ているものはすべて最後まで見るので、ノミネートだけは今のうちにしておきます。
今年見た全ドラマリストは、「私が今年最終回まで見た」のが条件ですので、今見ているものでも最終回が来年のものは入っていません。また、受賞に値する作品がない場合、該当作品なしという結果になることもあります。

■今年見た全ドラマリスト
●大河D 平清盛 NHK 日曜夜8時
●朝ドラ カーネーション NHK 月~土曜朝8時
●朝ドラ 梅ちゃん先生 NHK 月~土曜朝8時
●1月期 ラッキーセブン フジテレビ 月曜夜9時
●1月期 ストロベリーナイト フジテレビ 火曜夜9時
●1月期 本日は大安なり NHK 火曜夜10時55分
●1月期 相棒ten テレビ朝日 水曜夜9時
●1月期 聖なる怪物たち テレビ朝日 木曜夜9時
●1月期 デカ黒川鈴木 日テレ 木曜夜11時58分
●1月期 妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活~ テレビ朝日 日曜夜11時15分
●4月期 ハンチョウ5~警視庁安積班~ TBS 月曜夜8時
●4月期 鍵のかかった部屋 フジテレビ 月曜夜9時
●4月期 Wの悲劇 テレビ朝日 木曜夜9時
●4月期 都市伝説の女 テレビ朝日 金曜夜11時15分
●4月期 三毛猫ホームズの推理 日テレ 土曜夜9時
●4月期 ATARU TBS 日曜夜9時
●7月期 浪花少年探偵団 TBS 月曜夜8時
●7月期 警視庁捜査一課9係 テレビ朝日 水曜夜9時
●7月期 遺留捜査 テレビ朝日 木曜夜9時
●7月期 東野圭吾ミステリーズ フジテレビ 木曜夜10時
●7月期 薄桜記 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時
●7月期 ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~ 日テレ 土曜夜9時
●10月期 ゴーイングマイホーム フジテレビ 火曜夜10時
●10月期 捜査地図の女 テレビ朝日 木曜夜8時
●10月期 猿飛三世 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時
●10月期 悪夢ちゃん 日テレ 土曜夜9時
●10月期 実験刑事トトリ NHK 土曜夜9時
●10月期 償い NHK-BSプレミアム 土曜夜10時
●10月期 MONSTERS TBS 日曜夜9時

■大賞
●1月期 相棒ten テレビ朝日 水曜夜9時
●4月期 ATARU TBS 日曜夜9時
●朝ドラ 梅ちゃん先生 NHK 月~土曜朝8時
※総決算で1位を獲得した作品。10月期は未定。

■ミステリードラマ賞
●1月期 ラッキーセブン フジテレビ 月曜夜9時
●1月期 ストロベリーナイト フジテレビ 火曜夜9時
●1月期 本日は大安なり NHK 火曜夜10時55分
●1月期 相棒ten テレビ朝日 水曜夜9時
●1月期 聖なる怪物たち テレビ朝日 木曜夜9時
●1月期 デカ黒川鈴木 日テレ 木曜夜11時58分
●1月期 妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活~ テレビ朝日 日曜夜11時15分
●4月期 ハンチョウ5~警視庁安積班~ TBS 月曜夜8時
●4月期 鍵のかかった部屋 フジテレビ 月曜夜9時
●4月期 Wの悲劇 テレビ朝日 木曜夜9時
●4月期 都市伝説の女 テレビ朝日 金曜夜11時15分
●4月期 三毛猫ホームズの推理 日テレ 土曜夜9時
●4月期 ATARU TBS 日曜夜9時
●7月期 浪花少年探偵団 TBS 月曜夜8時
●7月期 警視庁捜査一課9係 テレビ朝日 水曜夜9時
●7月期 遺留捜査 テレビ朝日 木曜夜9時
●7月期 東野圭吾ミステリーズ フジテレビ 木曜夜10時
●10月期 捜査地図の女 テレビ朝日 木曜夜8時
●10月期 実験刑事トトリ NHK 土曜夜9時
●10月期 償い NHK-BSプレミアム 土曜夜10時
●10月期 MONSTERS TBS 日曜夜9時

■コメディー賞
●朝ドラ 梅ちゃん先生 NHK 月~土曜朝8時
●1月期 デカ黒川鈴木 日テレ 木曜夜11時58分
●1月期 妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活~ テレビ朝日 日曜夜11時15分
●4月期 都市伝説の女 テレビ朝日 金曜夜11時15分
●7月期 ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~ 日テレ 土曜夜9時
●10月期 MONSTERS TBS 日曜夜9時

■恋愛ドラマ賞
該当作品なし

■ヒューマンドラマ賞
●朝ドラ カーネーション NHK 月~土曜朝8時
●朝ドラ 梅ちゃん先生 NHK 月~土曜朝8時
●10月期 悪夢ちゃん 日テレ 土曜夜9時
●10月期 償い NHK-BSプレミアム 土曜夜10時

■ホームドラマ賞
●7月期 ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~ 日テレ 土曜夜9時
●10月期 ゴーイングマイホーム フジテレビ 火曜夜10時

■時代劇・歴史ドラマ賞
●大河D 平清盛 NHK 日曜夜8時
●7月期 薄桜記 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時
●10月期 猿飛三世 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時

■深夜賞
●4月期 都市伝説の女 テレビ朝日 金曜夜11時15分

■ネタドラマ賞
●1月期 デカ黒川鈴木 日テレ 木曜夜11時58分
●7月期 浪花少年探偵団 TBS 月曜夜8時
●10月期 MONSTERS TBS 日曜夜9時

■特別賞
●4月期 鍵のかかった部屋 フジテレビ 月曜夜9時
●10月期 悪夢ちゃん 日テレ 土曜夜9時

■主演男優賞
水谷豊 (相棒ten)
中居正広 (ATARU)
山本耕史 (薄桜記)
谷原章介 (償い)

■主演女優賞
尾野真千子 (カーネーション)
堀北真希 (梅ちゃん先生)
長澤まさみ (都市伝説の女)
北川景子 (悪夢ちゃん)

■助演男優賞
三上博史 (平清盛)
及川光博 (相棒ten)
高橋克美 (相棒ten 梅ちゃん先生)
松阪桃李 (梅ちゃん先生)
高橋光臣 (梅ちゃん先生 実験刑事トトリ)
佐藤浩市 (鍵のかかった部屋)
田中哲司 (ATARU 遺留捜査)

■助演女優賞
栗山千明 (ATARU 実験刑事トトリ)
木村文乃 (ATARU 梅ちゃん先生 浪花少年探偵団)
水川あさみ (猿飛三世)

■脚本賞
尾崎将也 (梅ちゃん先生)
櫻井武晴 (相棒ten ATARU)
太田愛 (相棒ten)
ジェームス三木 (薄桜記)
大森寿美男 (悪夢ちゃん)

■音楽賞
●大河D 平清盛 NHK 日曜夜8時
●4月期 鍵のかかった部屋 フジテレビ 月曜夜9時
●10月期 ゴーイングマイホーム フジテレビ 火曜夜10時
●10月期 悪夢ちゃん 日テレ 土曜夜9時

2012年10月期ドラマ総決算2012/12/26

先日の日曜、やっと平清盛が終わって今期のドラマがすべて終了したため、総決算やりまーす。今回は後に独偏賞も控えているので、結構たいへーん!


●番外
平清盛 NHK 日曜夜8時~
評価しづらいので番外に。大河ドラマ50周年にして、最低記録をすべて塗り替えた史上最低の黒歴史とも言える作品となってしまった。終盤まではそんなに面白くないわけじゃなく、歴女の私としては史実と見比べながらわりと楽しく見れたが、やはりどうあがいても終盤の平家滅亡の下りは見ていてつらかった。画面が汚いという評価が多かったが、私はそんな気にならなかったし、逆に絵巻物のような美しいシーンに目を奪われるほどだった。ただ、脚本家とソリが合わなかったのか、展開やセリフにグッと来ることが少なく、そのへんも人気がなかった要因の1つかなと思う。




●7位
ゴーイングマイホーム フジテレビ 火曜夜10時~
淡々と日常生活を描く、環境ビデオ的なドラマ。よく言えばリアリティがあったが、悪く言えば起伏がなさすぎた。やはりドラマには見る人を惹き付けるほどの起伏が必要だと思う。日常生活なら自分の生活だけで充分だ。また環境ビデオとして見ると、主人公の姉・多希子の毒々しさが邪魔になるという、中途半端な出来。正直2時間くらいの映画で充分だったと思う。いい映画監督がいいドラマを作れるとは限らないことを証明した作品と言える。



●6位
捜査地図の女 テレビ朝日 木曜夜8時~
見る予定はなかったが、時間的にも内容的にも軽い気持ちで見られるので、つい見始めてしまった。連ドラ主演初の真矢は、溌剌とした40代の女性を好演していたと思う。が、まぁこの枠にありがちな2サス的なノリのドラマだったため、軽い人物描写、安易に人情劇に走るなどの面があり、ドラマの質としてはイマイチだったと思う。捜査地図という珍しい観点から犯罪捜査を描く路線はよかった。



●5位
MONSTERS TBS 日曜夜9時~
期待作だったが、壮絶な出来だった。香取は回数こなせばこなれていくかと思いきや、最後までミスマッチのイメージが拭えず、山下は演技面はともかく、富豪やデブ専というネタになりそうな設定をもらっていたのに、どんどん存在感がフェードアウトしていくというお粗末さ。ミステリーとしての出来も悪く、特に最終回はツッコミ所しかなかった。よかったのは金田班くらいか。しかし毎回結構楽しんで見れたのは、このツッコミ所を探すのが楽しかったからだということに気づいてからは、このドラマは上質のネタドラマに変貌した。



●4位
猿飛三世 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
今時珍しく勧善懲悪の爽快な時代劇。当初少年漫画のようだと思ったが、映画の黄金期に作られた時代劇の方が似ているかもしれない(ほとんど見たことはないが)。相変わらずNHKの時代劇は殺陣が素晴らしく、特に最終回の佐助と伴蔵の戦いは見応えがあった。また、柳葉と波岡のキャスティングが特に際立っていて、特に波岡は新境地を見出せたのではないだろうか。ついサルーと合いの手を入れたくなる音楽もよかったw



●3位
実験刑事トトリ NHK 土曜夜9時~
今期一番の期待作だったが、期待が大きかっただけに、イマイチ感が強かった。キャラクター面はもうちょっと強く個性を押し出して欲しかったし、実験というわりにあまり実験ぽい実験してなかったし、ミステリー面でもツッコミ所が多いという、どれを取っても中途半端な出来だったと思う。が、全体的なクオリティはまぁまぁ。キャラ設定はいいので、今後どの面もワンランク上の脚本で続編を作ってほしいところ。続編があればだけど。まこりんェ…



●2位
償い NHK-BSプレミアム 土曜夜10時~
見る気はなかったけど見てしまったドラマの1つ。3話と短めだったが、1つの連続事件をじっくり取り上げ、主人公のトラウマとオーバーラップさせて、ミステリーでありながらヒューマンドラマの域にまで達していたと思う。9kgものダイエットを敢行して臨んだ谷原は、さすがプロと言ったところか。結末も意外で、ミステリーとしても堪能できた。小川に主人公が横たわっているエンドロールの映像が衝撃的だったが、最終回で起き上がったのもよかったw



●1位
悪夢ちゃん 日テレ 土曜夜9時~
子供向けのファンタジー要素が強い学園物だったけど、中盤までは各人物の心理戦というか、駆け引きが面白く、子供にだけ見せておくのはもったいないような出来だった。ただ終盤になりどうまとめようか悩んだのか、胡散臭い組織が出てきてそれまでの世界観をぶちこわしてしまったのが残念だった。それまではわりとリアリティのある事件ばかりだったのに…。ホラー映画っぽいBGMは雰囲気にあっててよかった。北川は女優として一皮剥けた印象。ただ裏に強い番組が多く、視聴率がついてこなかったのが残念。隠れた佳作と言える。



今期は3話しかなかったが2位なのを見てもわかる通り、結構散々な出来でした。まぁいつものように私が視聴率の高いドラマを見ていなかったせいもあるかもしれないけど…w いや、実はプライスレスドクターXも、1話くらいは見たんだけれど、プライスレスは相変わらずのキムタクマンセーなうさんくさい展開に白けてしまい、ドクターXも治療を優先するか、医局の都合を優先するかというよくある構図だったんで新鮮味がなく、見続けたいと思いませんでしたね。かといって他にいいドラマもそんななく、正直4位以下は見ても見なくてもよかったなw 見てもジャマにならない感じだったんで見てしまいましたけどね。
秋から冬にかけてはドラマの視聴率を稼ぎやすい時期なので、どの局も力を入れてるはずなんだけどなぁw 結局金かけるのはキャストだったり、事務所のごり押しを受け入れたりして、見るに耐えないほどじゃないけど見ていてそんな楽しくない平均以下のドラマが増えてる気がする。結局ドラマじゃあまり稼げないから、冒険できないんだよな。で、ちょっと人気が出ると最近はすぐ映画化するところがまたあざといよねーw ヨシヒコのように低予算でターゲット層を絞ったような冒険的な作品がウケたりするので、もうちょい冒険してみてもいいと思うんだけどね。どうせ上が気に入るようなモノを作ったところで、そこそこの視聴率しか取れないんだからさw とはいえテレビができて何十年も経った今、作り尽くされてる感はあるけれど。あ、ちなみにヨシヒコは現在広島でも放映中ですが、最終回は来年にもつれこむみたいなんで、こちらの対象に入らないんですよね。今のところニコタのブログに感想も書いてないし、どうしようか検討中。

2012年独断と偏見によるドラマ大賞 第3回2012/12/29

いつまで続くかと思ってましたが、独偏賞も今回で第3回となりました。この賞は私が見た今年最終回を向かえたドラマの中から、あれこれ面白かったと思われるドラマを勝手に表彰する賞でございます。大賞の発表は一番最後で、まずはドラマ毎の賞から、次に俳優さんやスタッフなどの賞を発表していきます。それでははりきって、どうぞ~。


■ミステリードラマ賞
相棒ten (1月期)
なんと独偏賞創設以来、3年連続の受賞です。シーズン10では2代目相棒の神戸猛が卒業という大イベントがありました。来年の映画ではまた出てくるようなので楽しみです。また、個人的な理由でレギュラーを降りてしまったたまきさんに代わり、新レギュラーの月本幸子が花の里の女将になるなど、ターニングポイントでもありました。

■コメディー賞
梅ちゃん先生 (朝ドラ)
ここに入れるかどうか悩んだのですが、やはり毎朝お茶の間に爽やかな笑いを届けてくれたこのドラマは、コメディーとしての質も高かったと思うので、この賞を上げることにしました。やっぱり面白かったから、あれだけの視聴率が取れたんだと思います。あと、他のコメディードラマがイマイチだったというのもありますね…。

■恋愛ドラマ賞
該当作品なし

■ヒューマンドラマ賞
カーネーション (朝ドラ)
いろいろ不穏な噂は飛び交いましたが、やはり実在の人物の一生を題材にしていたので、リアリティがありました。主人公が不倫しちゃう朝ドラなんて珍しいですが、そこがまた人間らしいと言えるんじゃないかと思います。好き嫌いは分かれると思いますが、オノマチの演技力は本物だと思いますし、作り話にはない意外な展開もありました。

■ホームドラマ賞
該当作品なし

■時代劇・歴史ドラマ賞
薄桜記 (7月期)
今時珍しくまっとうに作られた時代劇でした。主人公とヒロインの愛を軸に描いていましたが、結局主人公は武士道のために死を選んでしまったという…。映像も大変美しく、現代劇ではイマイチな山本も、時代劇では本当に美男になりますよねぇ。クサいセリフも彼が言うとキュンとくるから不思議です。

■深夜賞
都市伝説の女 (4月期)
今年は深夜ドラマはこれしか見てなかったのですが、わりとよくまとまっていたと思うので受賞です。とにかく長澤は足がきれい。溝端はドジっ子属性がよく合う。ちょっとお色気ありーの、深夜に気軽に楽しめるドラマでした。

■ネタドラマ賞
MONSTERS (10月期)
いろんな伝説を残してくれました。タイアップした商品が値引き販売されたり、選挙のため実質打ち切りの放映短縮など、酷く視聴率が悪かったわけではなかったのに、散々でしたね。とにかくあちこち問題ありまくりだったと思います。私はこのドラマは、推理パートの間違い探しが面白くて見てました。

■特別賞
鍵のかかった部屋 (4月期)
ATARUと同期だったのであまり目立ちませんでしたが、原作付きだけあって、推理ドラマとしてはわりとクオリティ高かったと思います。常に無表情の榎本は不気味な雰囲気を醸しだしてたし、ドラマオリジナルのキャラである芹沢もいいスパイスでした。

悪夢ちゃん (10月期)
子供向けの学園物かと思いきや、登場人物たちの駆け引きが面白く、展開もスピーディで、子供だけに見せておくにはもったいないくらいの出来でした。終盤の失速感は否めないけれど、主演の北川はなかなかかっこよかったです。

■主演男優賞
中居正広 (ATARU)
とにかくこのドラマの中の中居は中居じゃなかった。完全に想像なんですけど、彼はこの役を演じるに当たって、発達障害のある人たちをある程度観察したんじゃないかと思います。中居自身はあまり好きじゃないんですが、アタルは本当に愛らしかったです。

■主演女優賞 ※ダブル受賞
堀北真希 (梅ちゃん先生)
悩みに悩んだ末、ダブル受賞にすることにしました。堀北はこれまでほとんどNHKに出演したことがなく、民放で出るドラマはコケ続けという有様でしたが、これでかなり株を上げたと思います。ドジっ子属性の女性をうまく演じてました。

北川景子 (悪夢ちゃん)
元々北川はこんな感じのキツい役が合うんだけど、このドラマの北川のキャラは完成してたと思います。過去のトラウマでひねくれてしまったんだけど、本当は芯の強い優しい女性をうまく演じてたと思います。

■助演男優賞
高橋光臣 (梅ちゃん先生 実験刑事トトリ)
とにかく彼が出てくると面白かったw 梅ちゃん先生をコメディーとして成功させたのは、彼の功績が大きいと思います。特撮出身の俳優さんがこんなに活躍してくれるのは、個人的に本当に嬉しいですね。

■助演女優賞
栗山千明 (カーネーション ATARU 実験刑事トトリ)
まぁ、無難な線かなと。ATARUでは主人公にほとんどセリフがないので、彼女がほぼ主役だったようなもん。逆にトトリでは出番すらほとんどありませんでしたがw カーネーションで栗山の老後を演じたのが江波杏子というのは、妙に納得しました。

■脚本賞
尾崎将也 (梅ちゃん先生)
ここは本当に悩みました。ATARUも悪夢ちゃんもよかった、相棒SPに名作なしと言われていたのを覆した太田愛もよかった、悩んだ末、世間が認めた梅ちゃん人気に乗っかることにしましたw

■音楽賞
平清盛 (大河D)
すべての最低記録を塗り替えた大河の黒歴史ですが、音楽はよかった。今様を前面に押し出し、プログレを編曲したBGMあり、そしてオープニングがやっぱりよかったなぁ。全部最低では可哀相ですしね。


◎◎◎ 大賞 ◎◎◎
ATARU
発達障害のある主人公を、他の登場人物たちが普通の人として接する姿を描いていたこのドラマは、ミステリーの範疇に収まりきらない魅力がありました。他にも、主人公を演じる中居がこのドラマの中では中居ではなく完全にアタルになっており、他のキャラも個性的で、基本コメディなんだけど推理パートではほどよい緊張感を与えてくれる演出も大変よかったです。新春にはスペシャルドラマも放映されるようですが、続編を強く望んでいます。


正直今年はドラマは不作の年だったと思います。しかし中には僅かに佳作もあり、その出来不出来の差が大きく、佳作の中からコレと思うものを選ぶのは本当に苦労しました。結果、主な賞は3冠のATARU、4冠の梅ちゃん先生に集中。他はカーネーションと悪夢ちゃんが2冠と頭2つ抜けてるだけですが、栗山の助演女優賞はATARUで取ったようなもんですから、カーネーションは実質1冠。主演女優賞をダブル受賞にしたのは、本当に悩んだ末の結論です。掘北も北川も、どちらも捨てがたい…。思えば、今年は若い俳優さんがよく活躍した年だったなぁ。中居はもう40代ですが、他の受賞者は全員アラサー以下。ノミネートは水谷の60代から高橋克実や佐藤浩市の50代と、わりとバラエティに富んでたんですけどねw 助演男優賞はほんと、高橋克実、佐藤もよかったんだよなー。今の50代ってほんとパワーありますよね。松阪桃李や田中哲司も捨てがたかったんだけど…。
ホームドラマ賞はノミネート作品がありながら、受賞作はなしという、独偏賞初めてのパターンじゃないかな。まぁ、2作品ともイマイチイマニイマサンくらいの出来だったので、仕方ないかな。あ、ちなみに2年連続ジャニタレが主演男優賞受賞してますが、何回も言うように、私はジャニオタではないです! たまたま素晴らしかったのがジャニだったってだけなんです! 信じて! ううむ、まとめるはずがまとまりがなくなってきたので、それではこのへんで。また来年~ノシ