「猫の恩返し」感想文2007/07/14

昼飯食いながら「猫の恩返し」のDVDを見てみた。んー、結論からいうと、さほど面白くない。ジブリの作品だっていう先入観があったからか。でも、内容だけ考えても、子供向けのドタバタアニメという感じは拭いきれない。これで満足できる大人は少ないだろう。その前の千と千尋が世界的ヒットとなり数々の賞を受賞したのに比べると、どうしても物足りない。千と千尋だって、基本的に内容は子ども向けだし。とはいえやはり、ああいう大作の後には、こういう箸休めのような作品も必要なのかもしれない。
では感想を。上記のようにストーリーも物足りない気がするのだが、登場人物(猫物?)はどれも個性的で、特にデブ猫のムタとカラスのトトの掛け合いなんかは面白かったのだけど、時間が短いせいか、描ききれてないように思う。あと、主人公も主体性のない性格で、それはいいんだけど、自分で何をするでもなく、ただ事件に巻き込まれて捕まえられて助けられるだけなので、キャラクターの魅力に乏しい。池脇千鶴の声も、妙に声優ぽくないところが現代の女の子っぽくていいのだが、あまり起伏のない展開を、さらに起伏を少なくしているような感じで逆効果だったように思う。バロンは袴田君の声だし、かっこいいんだけど、ちょっと体小さ過ぎない? 猫とはいえ…。猫ってあそこまで小さくないよ。あれじゃちょっと大きめのリスくらいしかない。猫の国は…うーん、あまり猫の国らしくなかったのがちょっとね。むしろバロンの猫の事務所の方が猫らしかったかも。もうちょっと丁寧に描いてほしかったな。
全体的に見ると、まとまった小品クラスだろうか。見る者を圧倒するような映像もなく、心の琴線に触れるような深いストーリーでもなく、気軽に見れる家族向けアニメ。ま、少女漫画が原作では、それが限界のような気もするし、むしろ制作側の意図がそうだったのか。これがジブリという鳴り物入りではなく、東映マンガ祭りとかだったら、佳作と評してたかな。
こきおろしてるけど、猫は好きなので、嫌いではないです。主人公のハルがムタに初めて会った時のように、声を聞いて振り返るより前に耳がピッと後ろを向く。そんなシーンがもっとあれば、猫好きの心をグッとつかめたかも。

  256『なるほど。次回作で全ての謎が解き明かされるという事でOKですね?』

  turu『どこかで見た話だと、元々「猫の恩返し」は「ハウルと動く城」と同時上映する予定だったそーですが、ハウルのほうが監督降板したり大きくもめて、結局単独上映になってもうたということのようで。だから元々中篇程度のものだった模様。ジブリとしてもあんまり根性入れてないような匂いが……』

  Kalma『んで結局ギブリーズなんていう内輪ネタアニメと同時上映になったんですね。DVDに入ってますけど、もうこっちは見る気すらしない…。』

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