2018年4月期ドラマ展望 ― 2018/03/31
ギリギリになりましたが、4月期の新ドラマ情報です。
期待度 ■■■…絶対見る ■■…見ると思う ■…多分見ない なし…絶対見ないor残念ながら見れない
***月曜***
●コンフィデンスマンJP フジテレビ 月曜夜9時~
出演:長澤まさみ 東出昌大 小日向文世
脚本:古沢良太。3人の信用詐欺師がさまざまな業界を舞台に大金を騙し取ろうとする「コンゲーム」を描くコメディードラマ。
期待度■
●ヘッドハンター テレ東 月曜夜10時~
出演:江口洋介 小池栄子 杉本哲太
ビジネスをテーマとしたドラマを放映するテレ東の新ドラマ枠。辣腕のヘッドハンターが優秀な仲間とともに、企業と候補者の理想のマッチングを実現していくお仕事ドラマ。
期待度 なし
●○○な人の末路 日テレ 月曜深夜12時59分~
出演:横尾渉 宮田俊哉 二階堂高嗣 千賀健永
原作:鈴木信行のノンフィクション。仮装通貨で大金を入手した人、日本一顧客思いのクリーニング店の経営者、田舎でのんびり暮らしたいと思った人、事故物件を借りた人の4人を主人公に、それぞれの末路を描く。
期待度 なし
●花にけだもの フジテレビ 月曜深夜12時55分~
出演:中村ゆりか 杉野遥亮 松尾太陽 甲斐翔真 入山杏奈
原作:杉山美和子のコミック。名門高校に転向してきた女子高校生と、学校の女子のほぼ全員から告白されたという超プレイボーイの恋を描く学園恋愛ドラマ。
期待度 なし
***火曜***
●シグナル 長期未解決事件捜査班 フジテレビ 火曜夜9時~
出演:坂口健太郎
原作:韓国のテレビドラマ。未解決事件を追うプロファイラーの刑事が、古い無線機から聞こえてくる過去に生きている刑事と協力し、事件を解き明かしていくヒューマンサスペンスドラマ。
期待度■
●花のち晴れ~花男 Next Season~ TBS 火曜夜10時~
出演:杉咲花 平野紫耀 中川大志 濱田龍臣 飯豊まりえ 今田美桜 鈴木仁 中田圭祐
原作:神尾葉子のコミック。大好評を博した「花より男子」の続編に当たる。名門校に通う庶民の女の子と、C5と呼ばれるカリスマ高校生のグループとの学園生活を描く青春ドラマ。
期待度 なし
●わたしに××しなさい/兄友 TBS 火曜深夜1時28分~
出演:玉城ティナ 小関裕太 佐藤寛太 山田杏奈 金子大地/横浜流星 松風理咲 古川毅
原作:遠山えま/赤瓦もどむのコミック。映画化に先立ち同じキャストでドラマが放映される。どちらとも高校生の恋愛を描いた青春ドラマ。今のところドラマがどういう内容になるのかは謎w
期待度 なし
***水曜***
●特捜9 テレビ朝日 水曜夜9時~
出演:寺尾聰 井ノ原快彦 羽田美智子 津田寛治 吹越満 田口浩正 里見浩太朗
昨年まで「警視庁捜査一課9係」のタイトルで渡瀬恒彦主演で放映されていたシリーズが、渡瀬の死去を経て、新たな部署で新たな班長を迎えながらも、旧シリーズの面影を残し、再出発する新シリーズ。
期待度■■■
●正義のセ 日テレ 水曜夜10時~
出演:吉高由里子 安田顕 三浦翔平 広瀬アリス 塚地武雅 平埜生成 宮崎美子 生瀬勝久
原作:阿川佐和子の小説。まだ駆け出しの若い女性検事の仕事ぶりや恋愛模様を描くお仕事ドラマ。
期待度■
***木曜***
●警視庁捜査一課長 season3 テレビ朝日 木曜夜8時~
出演:内藤剛志 安達祐実 塙宣之
捜査一課長を主人公とする刑事ドラマシリーズ第3弾。今期は昨年不祥事を起こした斉藤由貴に代わり、「家なき子」で父子を演じた安達祐実がヒロイン役に抜擢。
期待度■■■
●未解決の女 警視庁文書捜査官 テレビ朝日 木曜夜9時~
出演:波瑠 鈴木京香
肉体派の若い女性刑事と、文書解読のエキスパートのベテラン女性刑事がタッグを組み、未解決事件に挑む刑事ドラマ。
期待度■
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐- フジテレビ 木曜夜10時~
出演:ディーン・フジオカ 大倉忠義 山本美月 新井浩文 高橋克典
原作:アレクサンドル・デュマの小説。「巌窟王」として知られる復讐鬼の物語を、舞台を日本にしてリメイク。
期待度■
●ラブリラン 日テレ 木曜夜11時59分~
出演:中村アン 古川雄輝 大谷亮平
原作:天沢アキのコミック。初恋の相手が忘れられず30歳にして処女の主人公が、ある日目覚めると直近3ヶ月間の記憶を失っており、隣に「同棲している」と主張する男性が寝ていた。初恋の相手と同棲相手の間で揺れ動く乙女心を描くラブコメディ。
期待度
●スモーキング テレビ東京 木曜深夜1時~
出演:石橋凌 金子ノブアキ 丸山智己 吉村界人
原作:岩城宏士のコミック。それぞれ心に傷を負った4人の殺し屋一家が、擬似家族を形成しながら悪人を成敗する。BSジャパンでも翌週火曜深夜0時より放映予定。
期待度 なし
***金曜***
●執事 西園寺の名推理 テレ東 金曜夜8時~
出演:上川隆也 八千草薫 佐藤二朗 岡本玲 里見浩太朗 浅利陽介 古谷一行
完璧すぎる執事が、仕える奥様とともに鮮やかに事件の謎を解き明かす、素人探偵ドラマ。
期待度■
●鳴門秘帖 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
出演:山本耕史 野々すみ花 早見あかり 袴田吉彦 渡辺大 田村亮 萬田久子 中村嘉葎雄
原作:吉川英治の小説。幕府転覆計画を記したとされる鳴門秘帖を手に入れるため、阿波への侵入を試みる虚無僧姿の美剣士と女スリの活躍を描く波乱万丈のエンターテインメント時代劇。40年前田村正和主演でドラマ化され大好評を博した。
期待度■■■
●あなたには帰る家がある TBS 金曜夜10時~
出演:中谷美紀 玉木宏 ユースケ・サンタマリア 木村多江
原作:山本文緒の小説。どこにでもいるような2組の夫婦を中心に、夫婦のあるあるネタや不倫に陥る予想外の展開を描く不倫×ホームドラマ。
期待度 なし
●デイジー・ラック NHK 金曜夜10時~
出演:佐々木希 夏菜 中川翔子 徳永えり 鈴木伸之 桐山漣 小林隆 片平なぎさ
原作:海野つなみのコミック。30歳を迎えようとする4人の幼なじみの女性たちの、恋や仕事に翻弄されながら成長する姿を描く。
期待度 なし
●家政夫のミタゾノ テレビ朝日 金曜深夜11時15分~
出演:松岡昌宏 剛力彩芽 内藤理沙 余貴美子
松岡が女装した家政夫に扮し、派遣先の家庭の問題を解決していく人気ドラマの第2弾。1年半ぶりに復活。
期待度■
●孤独のグルメ season7 テレビ東京 金曜深夜12時12分~
出演:松重豊
原作:久住昌之・谷口ジローのコミック。実在する店に主人公が趣き、ただ食べるという風変わりな人気グルメドラマの第7弾。
期待度■
●宮本から君へ テレ東 金曜深夜12時52分~
出演:池松壮亮 柄本時生 星田英利 華村あすか 酒井敏也 蒼井優 松山ケンイチ
原作:新井英樹のコミック。文具メーカーに勤める未熟な営業マンが、仕事や恋に翻弄されながらも必死に生きていく姿を描く青春ドラマ。
期待度 なし
***土曜***
●そろばん侍 風の市兵衛 NHK 土曜夕6時5分~
出演:向井理 原田泰造 橋本マナミ 加治将樹 山本千尋 渡辺いっけい 筒井道隆
原作:辻堂魁の小説。フリーの会計士兼経営コンサルタントである「渡り用人」で、剣の達人でもある元武士の男が、逼迫する武家を助けるため、私服を肥やす悪人どもをなぎ倒す痛快娯楽時代劇。(公式サイト未公開)
期待度■
●やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる NHK 土曜夜8時15分~
神木隆之介 田辺誠一 岸井ゆきの 濱田マリ 菅原大吉 小堺一機 南果歩
教育現場に立ち向かうスクールロイヤー(学校弁護士)となった新人弁護士が法律を武器に学校問題と格闘するなかで、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながら成長していく学園ヒューマンhttp:ドラマ。
期待度■
●Missデビル 人事の悪魔・椿眞子 日テレ 土曜夜10時~
出演:菜々緒 佐藤勝利 木村佳乃 船越英一郎 西田敏行 和田正人 白石聖 鶴見辰吾
「人事の悪魔」と呼ばれる人事コンサルタントの女性が、どんな会社にも起こりうる問題を大胆な手法で解決していくさまをサスペンスチックに描く。
期待度■
●おっさんずラブ テレビ朝日 土曜夜11時15分~
出演:田中圭 吉田鋼太郎 林遣都
一昨年末に放映され好評を得た単発ドラマが、キャストを一部変更して連ドラ化される。女好きだけどモテない30男にモテ期が来たのはいいけれど、相手は男ばかり、しかもヒロイン?はかなり年上の上司…という最近流行のLGBT系ラブコメディ。
期待度■■
●いつまでも白い羽根 土曜夜11時40分~
出演:新川優愛 伊藤沙莉 酒井美紀 瀬戸利樹 清原翔 柳沢慎吾 榊原郁恵 加藤雅也
原作:藤岡陽子の小説。大学の滑り止めで受けた看護学校に入ることになり、最初は看護師に興味が持てなかった女性が、様々な出会いや経験を重ね、立派な看護師を目指してゆく姿を描く医療×青春ドラマ。
●ドルメンX 日テレ 土曜夜10時~
出演:志尊淳 玉城ティナ 浅香航大 小越勇輝 堀井新太 桐山漣 徳井義実
5人の宇宙人が、穏やかに地球侵略するためトップアイドルを目指す、スポ根系青春アイドルコメディー。
期待度 なし
***日曜***
●西郷どん NHK 日曜夜8時~
(継続)
●ブラックペアン TBS 日曜夜9時~
出演:二宮和也 竹内涼真 葵わかな 倍賞美津子 小泉孝太郎 内野聖陽
原作:海堂尊の小説。性格に問題があり手術成功率100%を誇るにも関わらずヒラの外科医である主人公が、新しく導入された医療機器を巡る不正や隠された過去を暴いていく医療ドラマ。
期待度■■
●PTAグランパ2! NHK-BSプレミアム 日曜夜10時~
出演:松平健 安達祐実 浅田美代子 真飛聖 眞島秀和 戸塚純貴 夕輝壽太 中原丈雄
原作:中澤日菜子の小説。定年退職後、孫が通う小学校のPTA副会長を務めることになった実年男性を主人公に描く大人たちの学園ドラマの第2弾。
期待度 なし
●崖っぷちホテル! 日テレ 日曜夜10時半~
出演:岩田剛典 戸田恵梨香 鈴木浩介 りょう 宮川大輔 中村倫也 渡辺いっけい
かつて栄華を誇ったが、今は倒産寸前、スタッフもやる気なしの最悪な老舗ホテルを、ふらっと現れた不思議な遊び人風の男が立て直していくシチュエーションコメディ。
期待度■
***その他***
●半分、青い。 NHK 月~土曜朝8時~
出演:永野芽郁 佐藤健 松雪泰子 滝藤賢一 原田知世 余貴美子 中村雅俊 風吹ジュン
脚本:北川悦吏子。岐阜県と東京を舞台に、小学生の頃片耳が聴こえなくなった女性が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまでの、およそ半世紀の物語を描く朝ドラ。
期待度■■
月曜 なし
火曜 なし
水曜 夜9時「特捜9」
木曜 夜8時「警視庁捜査一課長」
金曜 夜8時「鳴門秘帖」
土曜 夜11時「おっさんずラブ」
日曜 夜8時「西郷どん」夜9時「ブラックペアン」
その他朝8時「半分、青い。」
ちょっと見たいと思うドラマは結構あったのですが、厳選したら継続中も含めると7作品となったので一応これで締め切る予定です。
今期も刑事ドラマ(医療ミステリー含む)、時代劇、朝ドラ、LGBTと、前シーズンとあまり変わり映えがしないラインナップですねw 余裕があればもう1作品くらい■1つのものから見るかもしれません。特に楽しみなのは鳴門秘帖とおっさんずラブです。おっさんずラブは1年余り前、単発で放映されたのを見逃し配信で見ました。吉田鋼太郎の怪演が印象的でした。鳴門秘帖は田村正和が演じたのを見た、遠い記憶があります。もう子供の頃なのでよく覚えていませんが、楽しみだったのは覚えてます。正直田村のその頃の美しさに、山本は足下にも及ばないと思いますが、かといって今山本以外に演じることができる人もいないでしょう。
全体的に見ると、来期注目を浴びるのは二宮のブラックペアン1本かな、という気がします。他はストーリー的にもキャスト的にも高視聴率を稼ぐには今一歩な作品ばかりですね。特捜9と捜査一課長はそこそこ稼ぐでしょうが、大ヒットまではしないのが通例。テレビドラマもマニアックな路線でコアな視聴者を呼び込まないと、なかなか評価されない時代になりましたね~。
2018年1月期ドラマ総決算 ― 2018/03/31
1月期ドラマの総決算です。わろてんか最終回放映日に即日アップですw
●10位
幕末グルメ ブシメシ!2 NHK-BSプレミアム 水曜夜11時~前シーズンでは1話完結のグルメ時代劇だったが、今シーズンではメインストーリーが幅を利かせ、グルメは二の次になっていたのはタイトルの名折れだと思う。そのメインストーリーが上質なものならまだ許せたのだが、子供騙しレベルだったのがいただけない。原作はもっと淡々と下級武士のグルメを追求するコミックらしいので、この変貌ぶりを原作者はどう見ていたのだろうかと心配になる。まぁでも気軽に見るには適したドラマ。公式サイトで配信されていた数々の動画も楽しめた。
●9位
大岡越前4 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~相変わらず安定の内容。今シーズンは特に、捕物帳の時代劇であるにも関わらず、チャンバラがまったくなく、ストーリーで魅せる回が多かったように思う。また、密偵の三次や岡っ引きの辰三など、脇メインのストーリーもあり、よりキャラクターが引き立つのでこれからも他のキャラメインの回があるといいと思った。加藤版ではほとんど出てこなかった忠相の息子が最終回に生まれたが、次シーズンからも出てくるのだろうか? 加藤と言えば加藤剛をメインゲストに迎えたお正月SPを見逃してしまったのは残念だった。
●8位
女子的生活 NHK 金曜夜10時~最近流行のLGBT系のコメディだが、まさに「思ってたのと違った」。地方都市で一見きらびやかな生活を送る主人公だが、性癖的に恋が実ることはなく、将来にも大きな不安を抱えながら、それでも自分らしく生きていくというストーリーだったのだが、正直言うと主人公を含め登場人物の性格があまり好きになれず(後藤は別)、田舎在住のオバサンには理解しがたい展開も多く、そのへんが共感を覚えることができなかった理由かなと思う。志尊の女装姿は本当にキレイだったけど、演技力不足だったのか、女になりきれてない感は拭えなかった。まぁまだ若いし、これからに期待か。
●7位
わろてんか NHK 月~土曜朝8時~ストーリーは面白くないことはなかったのだけど、OP曲が松たか子の無駄遣いだったのと、個人的に松坂桃李を見飽きてしまったのと、後半主人公がオバサンになってからまったく老けメイクをしてなかったので、どうしても大学の演劇サークルみたいに見えてしまったのとで、マイナス面が目立ってしまった。昔は若い俳優が老け役を演じる時は多少なりとも老けメイクをしていたが、何故最近はしなくなってしまったんだろう? また松坂は早めに死ぬ役だったので、もう少し若い俳優でもよかったのでは。あと同年代はトップクラスの演技力を誇る濱田岳と、他の若い俳優たちの演技力の差がありすぎたのも残念。ほぼ毎朝濱田の演技を楽しむ朝ドラとなってしまった。
●6位
科捜研の女 テレビ朝日 木曜夜8時~今シーズンは新キャラも登場せず、相変わらず安定の内容だったけれど、ここ数年相棒のライターを卒業したベテランの脚本家さんたちがこぞってこちらに来ているので、ミステリーとしてのクオリティはこちらに軍配が挙がっているように思う。ただ残念ながらどうしてもキャラクターという点では、クセのある人物が揃っている相棒の方が強い。逆に言えば、だから京都府警から表彰されたのだろうけどw あとどうしても科学捜査が中心になるので、相棒のような本格ミステリー風味の作品が作りづらいという難点もあるが、総合的に鑑みると確実にクオリティが相棒に肉薄してきていると思う。
●5位
相棒season16 テレビ朝日 水曜夜9時~相棒の脚本の質の低下が叫ばれるようになって久しいが、今期は面白いと思える話がポツポツあって、新しく相棒の脚本を担当するようになった作家さんたちも手馴れてきたんじゃないかと思われるシーズンとなった。逆に言えば質の低い回もなきにしもあらずで、良回とイマイチな回の差が開いたかな、とも。今期で3シーズン目だった冠城は、4シーズン目も続投のようでめでたい。急逝した大杉漣の代わりに杉本哲太が副総監を演じることになったが、ということはまだまだ副総監はレギュラーとして出るというわけか。よくも悪くも水谷王国は健在、こうなりゃとことんつきあおう。
※ミステリードラマ賞
●4位
弟の夫 NHK-BSプレミアム 日曜夜10時~3回しかなくてあっと言う間に終わってしまったけれど、とても心に残る作品だった。他のドラマと違い、日常生活を淡々と描く穏やかなホームドラマで、なかなかミステリーや時代劇好きの私にとって見る機会がないタイプだったのだけど、LGBTが置かれている現状や問題をわかりやすく織り込み、ノーマルな人の視聴にも十分耐えうる内容だった。むしろこのドラマはノーマルな人たちに見て欲しかったのではないかと思う。出てくるキャラクターが全員いい人ばかりなのはちょっとうさんくさかったけれど、日常生活ってこんなものかなとも思う。中でもマイクと夏菜のキャラは秀逸だった。
※恋愛・ホームドラマ賞
●3位
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~ テレビ東京 水曜夜10時~このへんではテレ東のネット局がない上、無料見逃し配信もなかったので、前作は残念ながら見ることができなかったが、シーズン2放映にあたり前作がネットで無料配信されたので、飛びついて見てみて、何とも言えない面白さに病みつきになり、喜び勇んで今作を見ていたところ、主役の1人の大杉漣の急逝という大打撃に打ちのめされるという、忘れられない曰くつきの作品となった。特に急逝のニュース直後に見た第3回は、コメディなのに悲しい涙を流しながら見ることとなった。第4・5回をオフショットを含む既存の映像と新撮で乗り切ったことと、その放映を決定したテレ東に賞賛の拍手を送るとともに、大杉氏の冥福を祈る。
※コメディー賞/特別賞/主演男優賞(大杉漣)
●2位
FINAL CUT フジテレビ 火曜夜9時~当初見るつもりはなかったけれど、何となく初回を見てしまい、序盤は同じパターンが続くも惰性で見てしまう。中盤から面白くなってきて終盤は最高潮に達した。リアリティという点では疑問がないでもなかったが、キャラクターの魅力と勢いで押しきった感じ。特に百々瀬と若葉のキャラクターは秀逸だった。また過去の殺人事件を扱ったドラマにも関わらず、新たな殺人がまったく起きなかったのもポイントが高い。序盤のワンパターンがなければ、もう少し視聴者を惹き込めたのではないかと思うと残念。視聴率は低かったが今期は他のドラマも大概だったので悪いとも言い切れないのが微妙。
※ヒューマンドラマ賞/ネタドラマ賞/特別賞/助演男優賞(藤木直人)/助演女優賞(橋本環奈)
●1位
精霊の守り人 最終章 NHK 土曜夜9時~ストーリーはダイナミックで、アジア全般を思わせる世界観も秀逸で、アクションも見応えたっぷり、CGも素晴らしく、ドラマファンとしては讃えざるを得ない内容だったのに、日本人とファンタジーの相性は悪いのか、視聴率がともなわなかった典型的な作品。3部作なのに話が完全に連続しているのが、新規視聴者を取り込みづらく、視聴率が右肩下がりになっていった原因だと思う。BSでの放映ならまだ視聴率について取り沙汰されることがなかったろうにと思うと本当に残念。私個人はシリーズを通して楽しく見させていただいた。また、普通の人気女優だった綾瀬をアクション女優に育てた功績は大きい。
※大賞/ヒューマンドラマ賞/特別賞/主演女優賞/音楽賞
今期は10本見てたのかw まぁ途中にオリンピックがあったため、特にNHKのドラマはそれを避けるようにオリンピック前に終わったり、以降に始まったりするドラマがあったため、意外と重なってないんですよね。
さて順位ですが、6位までは大差ないです。6位と7位の間に超えられない壁がある感じですね。でも前から書いてますが、完走したということはそれなりのクオリティには達しているということなので、酷く悪かったというわけではないのです。そして特徴的なのは、今期大ヒットした2本のドラマがまったく含まれていないことですねw 実はどちらとも家族が見ていたので私もたまに見てました。特にBGは結構見ましたねw ただ私の好みとしてはやっぱり99.9の方がタイプではありました。どちらともに共通して言えることは、ヒロインがよかったところw 菜々緒も木村文乃も私結構好きなんですよね。ヒットするドラマは、ヒロインが女性受けする女優というのは、知られざる鉄則かもしれないですね!
そして全体的に見ると、やはりBGと99.9と相棒の三つ巴となったようで、それに科捜研とアンナチュラルが続く形で、他は平均視聴率が2桁に届きませんでした。科捜研は相変わらずの感じなのですが、アンナチュラルは意外と健闘しましたね。この枠、じりじり育ってきてるような気がします。また石原さとみ人気もあったのでしょう。そして三つ巴の結果はやはり99.9が少し余裕を持っての勝利。もう少し差がつくかなーと思いましたが、終わってみればそれほどでもなかったですね。関西などの他の地区ではBGが上だった週もあったみたいですし(関東でも初回はBGの辛勝)、BG大健闘と言えるでしょう。ドクターXが枠を育てたということもあるかもしれませんが。
意外だったのは比較的強いとされている水10の視聴率が、大きく崩れてしまったところw CMなどで大人気の広瀬すずが髪を切ってまで主演に挑んだのですが、なんでしょうね、この枠の視聴者には合わないストーリーだったのかな? 私も見てなかったのですが、ラテ欄のストーリー見ても「???」で、見たいと思えるような内容ではなかったですね。地上波ドラマにしては高尚すぎたのかもしれませんw あと海月姫の視聴率を見るともう、月9はやめたほうがいいんじゃないかって思えますね…。家族が見てたんでたまにチラ見してたんですが、キャラも演出もまったく受け付けませんでした。もう月9の主演って、罰ゲーム状態になってますよね…。
ドラマ視聴の形態がいろいろ選べるようになった今、視聴率は昔と同じ基準で語ることはできませんけれど、同時に放映されたドラマを比較する1つの指標となります。そういう意味では今期は平均10%超えの民放連続ドラマが5本もあったということは、結構な豊作のシーズンだったのではないかと思います。
最近のコメント