2011年4月期ドラマファーストインプレッション ― 2011/05/03
●ハンチョウ~神南署安積班シリーズ4~正義の代償~ TBS 月曜夜8時
すっかりおなじみとなったハンチョウ。今期は動的要素を積極的に取り入れるとのことだが、今のところそんなに前作までと差はないような。相変わらず最後は人情劇でシメてるし。まぁ刑事ドラマの大体がそうだけど。ハンチョウのスーツを羽織る姿がどんどん派手になってくるのがおかしい。ファンなら見よう。
オススメ度 ★★☆☆☆
●マドンナ・ヴェルデ NHK 火曜夜10時~
とても面白いという感じではないのだが、生命の禁忌というセンセーショナルなテーマを扱っているわりに内容が平易なのか、あっというまに終わってしまう。雰囲気も落ち着いていて、大人のドラマという感じがする。女性なら見て損はないと思う。赤ちゃんが生まれてからの展開と、老いらくの恋の経過に期待している。
オススメ度 ★★★★☆
●遺留捜査 テレビ朝日 水曜夜9時
劣化版臨場。今のところキャラの魅力が出ていないのがつらい。目立つのは貫地谷がシリアスな役でがんばっているところくらい。彼女の蜂の一刺しみたいな捨て台詞が小気味いい。遺留品に残された被害者の意思を汲み取るという形式のため、犯人逮捕よりも遺族の葛藤やわだかまりを解消するストーリーが多く、いわゆる人情劇になりがち。爽快感に欠ける。
オススメ度 ★★☆☆☆
●BOSS フジテレビ 木曜夜10時
相変わらずかっこいい天海のドヤ顔を楽しむための刑事ドラマ。残念ながらファーストシーズンで魅力的だった戸田と吉瀬がレギュラー降板でゲスト扱い。その代わりハセキョーと成海がレギュラーになったのだが、やはりグレードダウン感は否めない。コメディー的アメドラ的な演出は倍増した感じ。他の出演者は相変わらず。
オススメ度 ★★★☆☆
●JIN-仁- TBS 日曜夜9時~
相変わらず見応えがあるのだが、今シーズンでは仁が陥る逆境がハンパなく、医療シーンより入牢シーンや拷問シーンなど、目を覆いたくなるシーンが多いのが不満。やはり人を助けないとJINらしくない。とはいえかなりクオリティが高いのも確か。今期一番なのは疑いようもないだろう。
オススメ度 ★★★★★
●おひさま NHK 月~土朝8時~他
やはり岡田の本だからか、意外と軽めの話が多く、朝から楽しんで見れる。しかし最初の母親が死んでしまう週は涙ボロボロだった。戦争が本格化すると重くなるかも? 年を取った主人公が、行きずりの客に話して聞かせるという体裁を取っているため、先のストーリーを早々とネタバレしてしまうのは、私的にはイマイチ。
オススメ度 ★★★★☆
●霧に棲む悪魔 フジテレビ 月~金曜昼1時半
最初の週はとても面白かったが、週を重ねるごとに少しずつトーンダウンしてきている気がする。不必要なシーンとかあって1回1回の内容が薄い気がする。メインストーリーが遅々として進まないのは仕方ないとしても、それを昼ドラ特有のドロドロ恋愛劇で持たせてくれないとねぇ。そろそろガツンとくる展開がほしいところ。
オススメ度 ★★★☆☆
今回はやや少なめと思ったが、それでも視聴継続中の江と合わせると8本か。展望で絶対見ると多分見るのドラマ以外は、霧に棲む悪魔しか見ていないのも今期の特徴。さすがに前期のラッシュで、ぼく疲れたよ…。その霧に棲む悪魔も今ちょっと停滞してるしなぁ。筋関係ないけど大沢樹生の顔が受け付けないんだよなぁ。若い頃から苦手だったんだけど、年とって更にだめになったわ…。彼の顔も情報量が多いタイプですよねw
まぁ諸手を挙げてオススメできるのはもちろんJINなんですけど、やはり手堅いドラマ作りをするNHKのマドンナ・ヴェルデも捨てがたいんですよね。求心力でいえばJINの方が圧倒的に強いんですけど、マドンナは海堂原作ということを差っぴいても、なんか私とウマがあうんだよな。
朝ドラのおひさまも今のところまぁまぁいいです。本文で書いたように、ネタバレ的なナレーションがちょっとジャマ。だって初恋の彼とはどうなるのとか、春兄さんと真知子の恋はどうなるのとか、気にしていたいじゃないですか。逆に言えば安心して見れるんだけど、ドラマにはハラハラドキドキってのも必要だと思うんだよな。まぁでもそれ以外はわりと安定して見れるドラマです。ヒロインの演技力も安定してるし、寺脇の健気な父親っぷりや、春樹の苦悩する優等生キャラにも実に好感が持てます。あ、あとタケオがめっちゃいいわw 柄本弟のハマり役だと思う。しかしここにきて、来期の大阪制作の朝ドラも古い話だし、昭和懐古の風が吹き荒れてますなぁ。
残りの★3つ以下のドラマは、お好みでどうぞ。BOSSにはわりと期待してたんだけど、肝心の戸田(とついでに吉瀬)が降板してしまったので、魅力半減です(´・ω・`)
すっかりおなじみとなったハンチョウ。今期は動的要素を積極的に取り入れるとのことだが、今のところそんなに前作までと差はないような。相変わらず最後は人情劇でシメてるし。まぁ刑事ドラマの大体がそうだけど。ハンチョウのスーツを羽織る姿がどんどん派手になってくるのがおかしい。ファンなら見よう。
オススメ度 ★★☆☆☆
●マドンナ・ヴェルデ NHK 火曜夜10時~
とても面白いという感じではないのだが、生命の禁忌というセンセーショナルなテーマを扱っているわりに内容が平易なのか、あっというまに終わってしまう。雰囲気も落ち着いていて、大人のドラマという感じがする。女性なら見て損はないと思う。赤ちゃんが生まれてからの展開と、老いらくの恋の経過に期待している。
オススメ度 ★★★★☆
●遺留捜査 テレビ朝日 水曜夜9時
劣化版臨場。今のところキャラの魅力が出ていないのがつらい。目立つのは貫地谷がシリアスな役でがんばっているところくらい。彼女の蜂の一刺しみたいな捨て台詞が小気味いい。遺留品に残された被害者の意思を汲み取るという形式のため、犯人逮捕よりも遺族の葛藤やわだかまりを解消するストーリーが多く、いわゆる人情劇になりがち。爽快感に欠ける。
オススメ度 ★★☆☆☆
●BOSS フジテレビ 木曜夜10時
相変わらずかっこいい天海のドヤ顔を楽しむための刑事ドラマ。残念ながらファーストシーズンで魅力的だった戸田と吉瀬がレギュラー降板でゲスト扱い。その代わりハセキョーと成海がレギュラーになったのだが、やはりグレードダウン感は否めない。コメディー的アメドラ的な演出は倍増した感じ。他の出演者は相変わらず。
オススメ度 ★★★☆☆
●JIN-仁- TBS 日曜夜9時~
相変わらず見応えがあるのだが、今シーズンでは仁が陥る逆境がハンパなく、医療シーンより入牢シーンや拷問シーンなど、目を覆いたくなるシーンが多いのが不満。やはり人を助けないとJINらしくない。とはいえかなりクオリティが高いのも確か。今期一番なのは疑いようもないだろう。
オススメ度 ★★★★★
●おひさま NHK 月~土朝8時~他
やはり岡田の本だからか、意外と軽めの話が多く、朝から楽しんで見れる。しかし最初の母親が死んでしまう週は涙ボロボロだった。戦争が本格化すると重くなるかも? 年を取った主人公が、行きずりの客に話して聞かせるという体裁を取っているため、先のストーリーを早々とネタバレしてしまうのは、私的にはイマイチ。
オススメ度 ★★★★☆
●霧に棲む悪魔 フジテレビ 月~金曜昼1時半
最初の週はとても面白かったが、週を重ねるごとに少しずつトーンダウンしてきている気がする。不必要なシーンとかあって1回1回の内容が薄い気がする。メインストーリーが遅々として進まないのは仕方ないとしても、それを昼ドラ特有のドロドロ恋愛劇で持たせてくれないとねぇ。そろそろガツンとくる展開がほしいところ。
オススメ度 ★★★☆☆
今回はやや少なめと思ったが、それでも視聴継続中の江と合わせると8本か。展望で絶対見ると多分見るのドラマ以外は、霧に棲む悪魔しか見ていないのも今期の特徴。さすがに前期のラッシュで、ぼく疲れたよ…。その霧に棲む悪魔も今ちょっと停滞してるしなぁ。筋関係ないけど大沢樹生の顔が受け付けないんだよなぁ。若い頃から苦手だったんだけど、年とって更にだめになったわ…。彼の顔も情報量が多いタイプですよねw
まぁ諸手を挙げてオススメできるのはもちろんJINなんですけど、やはり手堅いドラマ作りをするNHKのマドンナ・ヴェルデも捨てがたいんですよね。求心力でいえばJINの方が圧倒的に強いんですけど、マドンナは海堂原作ということを差っぴいても、なんか私とウマがあうんだよな。
朝ドラのおひさまも今のところまぁまぁいいです。本文で書いたように、ネタバレ的なナレーションがちょっとジャマ。だって初恋の彼とはどうなるのとか、春兄さんと真知子の恋はどうなるのとか、気にしていたいじゃないですか。逆に言えば安心して見れるんだけど、ドラマにはハラハラドキドキってのも必要だと思うんだよな。まぁでもそれ以外はわりと安定して見れるドラマです。ヒロインの演技力も安定してるし、寺脇の健気な父親っぷりや、春樹の苦悩する優等生キャラにも実に好感が持てます。あ、あとタケオがめっちゃいいわw 柄本弟のハマり役だと思う。しかしここにきて、来期の大阪制作の朝ドラも古い話だし、昭和懐古の風が吹き荒れてますなぁ。
残りの★3つ以下のドラマは、お好みでどうぞ。BOSSにはわりと期待してたんだけど、肝心の戸田(とついでに吉瀬)が降板してしまったので、魅力半減です(´・ω・`)
『怪盗Xからの挑戦状』へっぽこ推理 ― 2011/05/04
知らない人のために書いておきますと、怪盗Xからの挑戦状は、NHKのバラエティーとミステリードラマを合体したような探偵Xからの挑戦状!season3の第3回のストーリー。このドラマは、携帯かスマホで登録することにより、番組放映の1週間前から毎日有名なプロの推理作家が書き下ろした問題編の推理小説が届き、番組放映の前日までにその問題編から導き出した解答を送信、番組放映時には問題編と解答編のドラマが放映され、最後に正解率と完全正解率が発表されるというもの。詳しくはNHKの公式サイトでも見てください。今まで時間的に見れなかったり、携帯で登録するのが面倒だったので見ていませんでしたが、今回初めて見てみました。1回目は半分くらい正解、2回目は気づいたら締め切りが過ぎてて推理が送信できず、下調べが必要な内容だったため、見るまで犯人がわかりませんでした。で、これが3回目です。
もう解答は出してしまったのですが、一応放送前に私が出した解答を書いておこうと思います。正直自信はまったくありません。しかし最後の配信を読んだら、これしか解答が見つからないのです。まず解答を書く前に、この解答に到った手がかりを書いておきます。
まず、怪盗Xと蘭子が、探偵Xの推理を聞いた後にすぐ犯人が誰だかわかったこと。怪盗Xだけならともかく、蘭子がわかったとなると、あまりヒネリのない簡単な答えであると推察できます。検索したところ、怪盗Xが撮影したビデオの、電池切れで映像が途絶えたところで、撮影者が予約をキャンセルした客・外山から怪盗Xに入れ替わったのでは…というなかなか面白い推理が掲載されてました。ただこの場合、被害者がそのキャンセルした客ということになってしまい、推理小説ではよくある叙述トリックでは使えるネタですが、いざ映像化するとなるとちょっとつらい。しかもここまで複雑なトリックが隠されていることを、ミステリー初心者の蘭子が果たして気づくでしょうか。ということで、私はこれは違うと思いました。この推理は何回目かの配信の後で考えたものだったらしく、ご本人も後から来た配信を見て、意見を撤回していました。
また、犯人がわかった怪盗Xと蘭子が、犯人がわからないまま解説していた探偵Xをベタ誉めしているところ。つまり探偵Xの推論に間違いはないのです。あれはそのまま素直に受け取った方がいい。すなわち、ここで名前が挙がった容疑者のすべてが犯人である可能性がない、ということになるのではないでしょうか。具体的に言うと、支配人、椎平、園田、高市、登呂の5人です。石川こと怪盗Zは被害者ですし、皆藤こと怪盗Xは除外すべきです。となると犯人はその日ホテルにいた他の人ということになりますね。
さてここで気になるのは予約をキャンセルした外山と、料理をしたシェフです。その日事故があって従業員が来れなかったという設定ですから、予約客のキャンセルがあるのは自然なことですが、ミステリーの世界ではこういう常識内で考えうることでも推理の手がかりになることがよくあります。特にこういうタイトな短編小説の場合、キャンセルした客がいたということに意味があると考えた方がいいということ。逆に意味がなければキャンセルした客が何人もいたとか、団体さんがこれなくなったとか、もっとざっくりした設定になってくるんじゃないかと思います。犯人は怪盗Zと連絡を取る予定があったのですから、ホテルに来ることにしていたと考える方が自然でしょう。だとすると、今ホテルにいる容疑者のうち犯人がいないのだとしたら、外山が限りなく怪しくなります。そしてもっと言うなら、事故があったことそのものに意味があると言えます。従業員が来れなくなったこと、外山がキャンセルしてきたこと、シェフがホテルに来ることになったこと、すべて事故に起因しています。この事故に解決の糸口があることは明白ですね。
ではなぜ外山はキャンセルしたのか。これは、他に用事ができたからではないでしょうか。しかし本来なら怪盗Zとの約束を優先すべきなのに、何故他の用事を優先したか。それは他の用事というのが、怪盗Zとの約束を同時に果たせることができるものだったからではないでしょうか。つまり、外山とはいきなり支配人に呼ばれたシェフの偽名だったと。シェフはリストの中には名前がありませんが、一応外山という偽名では載っています。しかもシェフはホテルと交流があったため、他の客よりホテルの情報を得やすい立場にあります。
シェフは怪盗Zと落ち合うため、偽名でホテルの予約をし、変装でもしていくつもりだったのでしょう。しかし支配人から急に料理をしてくれと頼まれたため、わざわざ偽名で変装して宿泊するという危険を冒さずして、怪盗Zと落ち合えるチャンスだと思い、予約をキャンセルしてシェフしとしてホテルに来たのでしょう。アクシデントで呼ばれたのですから、何か事件があっても疑われづらいですしね。
さてここからは完全に推理です。シェフは仕事を終え、恐らく車で来ているでしょうから、ホテルから車で出て行くふりをして、近所に車を止めて、森の中からボイラー室付近の裏口まで行き、そこから再びホテルに潜入。念のためボウガンを持参しました。シェフは怪盗Zの部屋に仕掛けた盗聴器か何かで怪盗Zの様子をうかがいながら、ボイラー室に入ろうとしたが、その前に怪盗Zが部屋から出てきたので、急いで喫煙室に向かい火をつけた煙草を1本置き、再び裏口から出て森を通って怪盗Zがボイラー室に向かうのを待ちうけ、ボウガンで襲撃。だがそこで誰かがホテルから大声で怪盗Zに声をかけてきたのに気づき、急いでボイラー室に向かう。怪盗Zが誰かに襲撃されたことがわかれば、警察に連絡され、ホテル内で行動するのが難しくなってしまう。しかしボイラー室ではメガネが雲ってまったくレバーの番号が判別できなかった。さっきはボイラー室に入る時間がなかったので、こんなにメガネが曇るとは思っていなかった。カンで2本のレバーを下ろすが、もし間違えば完全にアウト。一旦あきらめるが、裏口から外に出ようとしたら、怪盗Xがこちらに向かってくるのが見えたため、急いでホテル内を通って他の出口から逃亡した。怪盗Xが裏口から入ってきた時、そこから再び犯人が逃げた足跡がなかったのはそのせい。ホテル内の構造に詳しいのも、シェフの犯行を裏付けている。
かなり牽強付会で、確証もありませんが、今のところこの推理を否定する要素もないと思います。さて、合ってるかな間違ってるかな~?
浅見光彦シリーズ第40弾 『棄霊島』 感想文 ― 2011/05/09
某所に書く予定でしたが、長くなったのでこちらに。ところどころネタバレがありますので、ネタバレがイヤな人は読まないで下さいね。
【あらすじ】
光彦は母・雪江とともに、長崎の平戸に訪れる。母が平戸に観光に行くと聞いて羨ましくなった光彦が、編集長に隠れキリシタンについて取材したいと言ったところ、簡単に意見が取り上げられ、一緒に行くことになったのだ。平戸では元警官の後口という老人に現地を案内してもらい、途中後口の知人で高校教師の篠原雅子という女性と知り合いになる。美しい平戸の風景や後口の実直な人柄に触れ、平戸を満喫した光彦と雪江は東京に戻る。ところが後日、静岡・御前崎の浜辺に後口の死体が上がり、懐から光彦の名刺が出てきたため、光彦は容疑者扱いされて警察に連行されてしまう。
【感想】
まず、私が1年前に作った浅見光彦・10の法則の答えあわせをしたいと思います。
(1)舞台は日本の名所旧跡で、名産品・温泉・祭などの風物が盛り込まれる。
今回は平戸。冒頭のシーンで観光名所がさんざん出てきましたね。
(2)雑誌の取材や、人の依頼によって動いている最中に事件に巻き込まれる。
平戸には一応隠れキリシタンの取材ということで赴きました。
(3)しばしば兄以外の家族やお手伝いがついていったり途中で遭遇したりする。
光彦が母に同行するという形でした。
(4)事件に関わる美人のヒロインが出てくる
雅子という熟女と、ゆかりという若いピアニストの、ダブルヒロインという豪華さ。
ポジション的には雅子が正ヒロインですね。
(5)いわくありげな老人や熟年(男女関わらず)が出てくる。
序盤で死んだ後口、雅子の両親、中盤で死んだ岡田や桧山など、盛り沢山。
(6)必ず1度現地の警察に連行されるが、兄の威光で捜査情報をもらえる立場になる。
今回は平戸・静岡・長野と場所を点々としていますが、静岡の警察に引っ張られました。
ただ担当の警視が浅見局長の弟とはいえ犯罪者は見逃さないみたいな強い態度に出ていて
いつもとちょっと違います。
他の方は部外者にこんなに教えていいのかしらってくらて情報垂れ流してくれてますが…。
(7)連続事件に発展し、必ずどこかに殺人が入る。
3人殺されました。過去の殺人も含めると4人ですね。
(8)犯人の動機は数十年前の過去に端を発している場合が多い。
昭和48年のなんとか祭の日に岡田が軍艦島で起こした神主殺人事件と、
篠原夫婦の切迫早産で自衛隊のヘリが出動したという過去に端を発しています。
ちなみにこの後赤ちゃんが産まれたので、ドラマ内では切迫流産と言っていましたが、
恐らく切迫早産が正しいですね。
(9)ヒロインといい雰囲気になるが、基本草食な光彦はいつも据え膳を食わずに帰る。
今回は雅子が据え膳ともとれるセリフを吐いたのですが、光彦が気になっていたのは
ゆかりだったため、恋愛面では大した進展は見られませんでした。
しかもゆかりはアレだったので…(;´Д`)
(10)どこかに無理やり光彦のお風呂シーンが入る。
無理やりという感じではありませんでしたが、
冒頭の平戸観光の時に後口さんと一緒に温泉に入ってましたね。
【あらすじ】
光彦は母・雪江とともに、長崎の平戸に訪れる。母が平戸に観光に行くと聞いて羨ましくなった光彦が、編集長に隠れキリシタンについて取材したいと言ったところ、簡単に意見が取り上げられ、一緒に行くことになったのだ。平戸では元警官の後口という老人に現地を案内してもらい、途中後口の知人で高校教師の篠原雅子という女性と知り合いになる。美しい平戸の風景や後口の実直な人柄に触れ、平戸を満喫した光彦と雪江は東京に戻る。ところが後日、静岡・御前崎の浜辺に後口の死体が上がり、懐から光彦の名刺が出てきたため、光彦は容疑者扱いされて警察に連行されてしまう。
【感想】
まず、私が1年前に作った浅見光彦・10の法則の答えあわせをしたいと思います。
(1)舞台は日本の名所旧跡で、名産品・温泉・祭などの風物が盛り込まれる。
今回は平戸。冒頭のシーンで観光名所がさんざん出てきましたね。
(2)雑誌の取材や、人の依頼によって動いている最中に事件に巻き込まれる。
平戸には一応隠れキリシタンの取材ということで赴きました。
(3)しばしば兄以外の家族やお手伝いがついていったり途中で遭遇したりする。
光彦が母に同行するという形でした。
(4)事件に関わる美人のヒロインが出てくる
雅子という熟女と、ゆかりという若いピアニストの、ダブルヒロインという豪華さ。
ポジション的には雅子が正ヒロインですね。
(5)いわくありげな老人や熟年(男女関わらず)が出てくる。
序盤で死んだ後口、雅子の両親、中盤で死んだ岡田や桧山など、盛り沢山。
(6)必ず1度現地の警察に連行されるが、兄の威光で捜査情報をもらえる立場になる。
今回は平戸・静岡・長野と場所を点々としていますが、静岡の警察に引っ張られました。
ただ担当の警視が浅見局長の弟とはいえ犯罪者は見逃さないみたいな強い態度に出ていて
いつもとちょっと違います。
他の方は部外者にこんなに教えていいのかしらってくらて情報垂れ流してくれてますが…。
(7)連続事件に発展し、必ずどこかに殺人が入る。
3人殺されました。過去の殺人も含めると4人ですね。
(8)犯人の動機は数十年前の過去に端を発している場合が多い。
昭和48年のなんとか祭の日に岡田が軍艦島で起こした神主殺人事件と、
篠原夫婦の切迫早産で自衛隊のヘリが出動したという過去に端を発しています。
ちなみにこの後赤ちゃんが産まれたので、ドラマ内では切迫流産と言っていましたが、
恐らく切迫早産が正しいですね。
(9)ヒロインといい雰囲気になるが、基本草食な光彦はいつも据え膳を食わずに帰る。
今回は雅子が据え膳ともとれるセリフを吐いたのですが、光彦が気になっていたのは
ゆかりだったため、恋愛面では大した進展は見られませんでした。
しかもゆかりはアレだったので…(;´Д`)
(10)どこかに無理やり光彦のお風呂シーンが入る。
無理やりという感じではありませんでしたが、
冒頭の平戸観光の時に後口さんと一緒に温泉に入ってましたね。
ということで、今回もこの法則にすべて当てはまりました! これ、TBSの連ドラの時のことを書いたのですが、やっぱりどの光彦も変わらないんですね…。光彦にいつもよりもっと深刻な殺人容疑がかけられたり、襲われて海に突き落とされたりして、ハラドキしながら見ていましたが、あっというまに蘇り、いつものようにのらりくらり解決してしまいましたねw それはいいとして、一番気になったのは、雅子役の南野とその母親役の宮崎美子。この2人、10も離れてないんですよねw さすがに母子役には無理がある…。というのも、南野が43(もうじき44)なのに38歳の役をやっているからだと思うんです。宮崎は52歳なのに恐らくもっと上をやってるんでしょうね。なので実際は10も離れてない母子が実現してしまったわけです。さすがにこれはちょっとリアリティに欠けるなあ(;´Д`) 南野がまだ美しいのは認めますが、主人公との釣り合いというのもありますし、ここは後続に譲った方がよかったのでは…。
そしてツッコミ所がいっぱいでした(;´Д`) 恐らく最初から見返せば数限りなくあるのでしょうが、 一番の疑問点は、何故ゆかりの伯父は光彦が軍艦島の隣の島を訪れた時そこにいて、光彦を海に突き落とすことができたのかってことです。船でしか行けない場所にどうやって行って、そもそも何故行ったのか、そしてその時は顔も知らなかった光彦を突き落とした理由はなんなのか、さっぱりわかりません。いや、顔くらいは知ってたのかな。岡田の葬式の時に顔を合わせている可能性はありますよね。だけど誰かまではわからなかったと思いますよ。あと、星野真里がちゃんとピアノを練習していたのはよかったです。腕の動きが自然でした。音は吹き替えなんでしょうけど。それから、柳沢慎吾にはパトカーと警察無線の真似をやってほしかったですねw まぁ無理でしょうけどw
最近のコメント